歴史
1790年代の歴史的動向と主要な出来事
1790年代はフランス革命の激動期であり、ナポレオンの台頭やポーランド分割、科学・文化の発展など、近代史の転換点となった重要な10年間です。
📌 主なポイント
- ✓1790年代はフランス革命が進行し、ヨーロッパの政治秩序が劇的に変化した時期である。
- ✓1795年の第三次ポーランド分割により、ポーランド・リトアニア共和国が消滅した。
- ✓1796年にエドワード・ジェンナーが種痘を試み、近代予防医学の礎を築いた。
- ✓1799年のブリュメールのクーデタにより、ナポレオン・ボナパルトがフランスの権力を掌握した。
1790年代(せんななひゃくきゅうじゅうねんだい)は、西暦1790年から1799年までの10年間を指す十年紀である。この時代は、フランス革命が進行し、ヨーロッパの政治体制が大きく変容した時期として知られている。また、科学技術や思想の面でも後の時代に多大な影響を与える出来事が相次いだ。
政治と国際情勢
1790年代の国際情勢は、フランス革命の影響を強く受けていた。1792年にはフランスで第一共和政が樹立され、王政が廃止された。その後、ロベスピエールらによるジャコバン派の独裁を経て、1799年のブリュメールのクーデタによりナポレオン・ボナパルトが権力を掌握した。
東欧では、プロイセン、ロシア、オーストリアによるポーランド分割が進行した。1793年の第二次分割、1795年の第三次分割を経て、ポーランド・リトアニア共和国は地図上から消滅した。また、アジアでは清の乾隆帝が退位し、嘉慶帝の治世が始まった。
科学・文化の発展
この10年間は、近代科学の基礎が築かれた時期でもある。1791年には長さの単位であるメートルが規定され、1795年にはカール・フリードリヒ・ガウスが最小二乗法を発見した。医学の分野では、1796年にエドワード・ジェンナーが牛痘接種を初めて試み、種痘による予防医学の先駆けとなった。文化面では、日本において世界最古の遊技折り紙の本とされる『秘傳千羽鶴折形』が出版された。
主要な出来事年表
- 1790年:イマヌエル・カント『判断力批判』出版。
- 1791年:ヴァレンヌ事件発生。メートル法の規定。
- 1792年:フランス第一共和政樹立。ロシア使節ラクスマンの来日。
- 1793年:第二次ポーランド分割。フランスでロベスピエールが権力掌握。
- 1794年:プロイセン一般ラント法制定。
- 1795年:第三次ポーランド分割によりポーランド消滅。
- 1796年:ナポレオンがイタリア遠征軍司令官に就任。ジェンナーが種痘を試みる。
- 1797年:ジョン・アダムズがアメリカ合衆国第2代大統領に就任。
- 1798年:ナイルの海戦。第二次対仏大同盟結成。
- 1799年:ロゼッタ・ストーンの発見。ナポレオンによるブリュメールのクーデタ。
よくある質問
1790年代にポーランドはどうなりましたか?
1793年の第二次分割と1795年の第三次分割を経て、ポーランド・リトアニア共和国は周辺の列強(プロイセン、ロシア、オーストリア)によって分割され、国家として消滅しました。
メートル法はいつ規定されましたか?
長さの単位であるメートルは、1791年に規定されました。
ナポレオン・ボナパルトが権力を掌握したのはいつですか?
ナポレオンは1799年11月9日のブリュメールのクーデタによってフランスの政権を掌握しました。
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参考文献
- 『世界歴史大年表』各年版
- フランス革命史関連資料
- 科学史年表(ジェンナーおよびガウスの業績)