1800年代(十年紀)の歴史と主な出来事
📌 主なポイント
- ✓1800年代は、西暦1800年から1809年までの10年間を指す十年紀である。
- ✓1800年にアレッサンドロ・ボルタがボルタ電池を発明した。
- ✓1804年にナポレオン・ボナパルトがフランス皇帝に即位した。
- ✓日本では伊能忠敬による蝦夷地測量や、間宮林蔵の樺太探検など地理的発見が進んだ。
1800年代(せんはっぴゃくねんだい)は、西暦(グレゴリオ暦)1800年から1809年までの10年間を指す十年紀である。広義には1800年から1899年までの100年間(19世紀とほぼ同義)を指すこともあるが、本項では1800年から1809年までの10年間に焦点を当てる。この時期は、ヨーロッパにおけるナポレオン戦争の勃発をはじめとする激動の国際情勢や、日本における蝦夷地の幕府直轄化など、国内外で大きな変革が起きた時代であった。
1800年の主な出来事
1800年には、イタリア出身の物理学者アレッサンドロ・ボルタが持続的な電流を生み出す「ボルタ電池」を開発し、電気科学の基礎を築いた。また、日本では伊能忠敬が初めて蝦夷地の測量を開始した。同年頃には野生のブルーバックが絶滅したとされる。
1801年〜1804年の動向
1801年1月1日には、イタリアの天文学者ギセッペ・ピアッツィによって最初の小惑星であるケレスが発見された。同年3月にはトーマス・ジェファーソンがアメリカ合衆国第3代大統領に就任した。日本では1802年に徳川幕府が蝦夷奉行を置き、その後享和への改元やアミアンの和約による英仏の一時的な休戦が成立した。1803年にはアメリカ合衆国がフランスからルイジアナを大規模に買収し、領土を大きく広げた。1804年にはナポレオン・ボナパルトがフランス皇帝に戴冠した。
1805年〜1809年の展開
1805年、トラファルガーの海戦が起き、エジプトではムハンマド・アリーが総督に就任した。1806年には神聖ローマ帝国が事実上の終焉を迎え、フランスは大陸封鎖令を発布した。1807年にはロバート・フルトンが蒸気船クラーモント号の試運転に成功し、日本では全蝦夷地が幕府直轄化された。1808年には長崎港でフェートン号事件が発生し、ベートーヴェンが交響曲第5番(運命)を初演した。また、間宮林蔵による樺太探検が行われた。1809年はヴァグラムの戦いなどが起きた。