教育機関
航空保安大学校:概要と役割

国土交通省が設置する航空保安大学校の概要、教育課程、歴史、および航空保安職員の養成について解説します。
📌 主なポイント
- ✓国土交通省が設置する省庁大学校である。
- ✓航空管制官や航空管制技術官などの航空保安職員を養成する。
- ✓本校は大阪府泉佐野市に、岩沼研修センターは宮城県岩沼市に所在する。
- ✓学校教育法上の大学ではなく、学位や称号は授与されない。
航空保安大学校(英語: Aeronautical Safety College)は、国土交通省が設置する省庁大学校です。航空管制官をはじめとする航空保安職員の教育訓練を目的としており、国土交通省組織令第192条に基づき運営されています。

本校は大阪府泉佐野市のりんくうタウンに位置し、宮城県岩沼市には現役職員の研修を行う岩沼研修センターを置いています。
教育と研修
当校では、国家公務員専門職試験に合格した職員に対し、専門的な教育訓練を行っています。主な課程には、航空管制官基礎研修課程のほか、航空情報科や航空電子科が含まれます。学生および研修生は国家公務員としての身分を有し、修了後は国土交通省の航空局や地方航空局、航空交通管制部などの航空官署に配属されます。

沿革
1959年に開設された航空職員訓練所を前身とし、幾多の改称と組織改編を経て現在に至ります。かつては東京都大田区の羽田空港内に本校が所在していましたが、施設老朽化と東京国際空港の拡張整備に伴い、2008年4月に関西国際空港対岸のりんくうタウンへ移転しました。2013年には国際民間航空機関(ICAO)のトレインエアー・プラス・プログラムの正会員として認証を受けています。
学校の性質
航空保安大学校は国土交通省の施設等機関(文教研修施設)であり、学校教育法上の大学や専修学校には該当しません。そのため、学位や称号の授与は行われませんが、人事院規則の俸給規定上、本科修了生は短大2卒として扱われます。
よくある質問
航空保安大学校を卒業すると学位は取得できますか?
いいえ、当校は学校教育法上の大学ではないため、学位や称号は取得できません。
航空管制官になるにはどのような進路がありますか?
航空管制官採用試験(大卒程度)に合格し、航空保安大学校の基礎研修課程を修了する進路が一般的です。
学生の身分はどうなりますか?
学生・研修生は全員、国家公務員採用試験に合格した国家公務員です。
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参考文献
- 国土交通省組織令 (e-Gov法令検索)
- 航空保安大学校 平成27年度年次報告
- 航空管制科についてのQ&A (航空保安大学校)
- 平成19年度 年次報告書 (人事院)
- 人事院規則九―八(初任給、昇格、昇給等の基準)
- 当校の設立から現在に至るまでの歴史 (航空保安大学校)