国立公園

阿寒摩周国立公園の自然と歴史

阿寒摩周国立公園の自然と歴史
北海道東部に位置する阿寒摩周国立公園の概要、火山と湖が織りなす景観、歴史、および保護活動について解説します。

📌 主なポイント

  • 1934年に日本で最初の国立公園の一つとして指定された。
  • 2017年に阿寒国立公園から阿寒摩周国立公園へ名称変更された。
  • 屈斜路湖は日本最大のカルデラ湖である。
  • 阿寒湖のマリモは国の特別天然記念物に指定されている。

阿寒摩周国立公園は、北海道東部に位置する国立公園です。1934年に指定された日本で最も歴史ある国立公園の一つであり、火山活動によって形成されたカルデラ地形と、手つかずの原生的な自然環境が特徴です。2017年には、摩周湖や神の子池周辺を含む区域の拡張に伴い、名称が「阿寒国立公園」から「阿寒摩周国立公園」へと変更されました。

地理と自然環境

公園内には阿寒、屈斜路、摩周という3つのカルデラが近接しており、火山と湖が織りなす景観は日本国内でも貴重なものです。屈斜路湖は周囲約57kmを誇る日本最大のカルデラ湖であり、湖中島である中島も国内最大規模を誇ります。また、阿寒湖は国の特別天然記念物であるマリモの生息地として知られ、ラムサール条約にも登録されています。

阿寒湖の風景
阿寒湖の風景

公園区域の大部分は亜寒帯性の針葉樹林を中心とする天然林で覆われており、原始的な姿を留めています。雌阿寒岳は現在も活動を続ける活火山であり、山麓のオンネトー周辺や硫黄山(アトサヌプリ)など、火山活動の影響を色濃く残す地域が点在しています。

摩周湖の景観
摩周湖の景観

歴史と保全

阿寒湖畔の自然保護には、明治時代に土地を取得した前田正名の功績が大きく関わっています。正名は「この山は切る山ではなく、観る山にすべきである」との理念を掲げ、観光地としての発展と自然保護の両立を目指しました。その意志は現在、一般財団法人前田一歩園財団に引き継がれています。

阿寒摩周国立公園の位置図
阿寒摩周国立公園の位置図
阿寒湖の様子
阿寒湖の様子

主な観光拠点

  • 阿寒湖畔地域:阿寒湖温泉やアイヌコタンがあり、観光の拠点となっています。
  • 川湯地域:屈斜路湖や摩周湖、硫黄山などが含まれ、火山活動を間近に感じられるエリアです。

よくある質問

阿寒摩周国立公園はいつ指定されましたか?
1934年(昭和9年)12月4日に指定されました。
名称が変更されたのはいつですか?
2017年8月8日に、区域の拡張に伴い「阿寒国立公園」から「阿寒摩周国立公園」へ名称が変更されました。
阿寒湖のマリモはどのような保護を受けていますか?
国の特別天然記念物に指定されており、保護と観察のための施設が整備されています。

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参考文献

  • 環境省「阿寒摩周国立公園」公式ウェブサイト
  • 環境省「国立公園満喫プロジェクト」関連資料
  • 釧路新聞「阿寒国立公園の名称変更要望提出」