物理学単位
アンペア回数(起磁力の単位)
アンペア回数(アンペアターン)は、起磁力を表す単位です。定義、歴史的背景、および国際単位系(SI)における扱いについて解説します。
📌 主なポイント
- ✓アンペア回数は起磁力を表す単位である。
- ✓定義は電流(A)に巻き数を乗じたものである。
- ✓国際単位系(SI)では、単位名称はアンペア(A)と表記される。
- ✓日本では1997年まで法定計量単位であった。
アンペア回数(英: ampere-turn、記号: AT)は、電磁気学における起磁力(きじりょく)の単位です。「アンペアターン」とも呼ばれます。
定義
1アンペア回数は、1回巻きのコイル(閉回路)に1アンペアの直流電流が流れる際に発生する起磁力と定義されます。数学的には、回路に流れる電流(アンペア)にコイルの巻き数(無次元量)を乗じた値として算出されます。
国際単位系(SI)における扱い
国際単位系(SI)において、巻き数は無次元量として扱われます。そのため、起磁力の単位は電流の単位である「アンペア(A)」と同一の名称および記号を用います。アンペア回数は、電流そのものを指すのではなく、電流に巻き数という係数を掛け合わせた組立単位です。
歴史的背景
かつては独自の単位として扱われていましたが、現在ではSIの基本単位であるアンペアに統合されています。日本においては、1997年9月30日まで計量法に基づく法定計量単位として認められていましたが、現在は廃止されています。また、CGS単位系における起磁力の単位であるギルバート(Gb)とは、換算関係にあります。
よくある質問
アンペア回数とアンペアの違いは何ですか?
アンペアは電流のSI基本単位ですが、アンペア回数は電流にコイルの巻き数を掛け合わせた起磁力の単位です。SIでは両者とも単位記号は「A」を用います。
アンペア回数は現在も法定計量単位ですか?
いいえ、日本では1997年9月30日をもって法定計量単位としての地位は廃止されています。
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参考文献
- 計量法(経済産業省)
- 国際単位系(SI)国際文書