宗教・神話

古代インド神話の系譜と主要な神々

古代インド神話の系譜と主要な神々
ヴェーダ神話からヒンドゥー教の叙事詩・プラーナ文献に至るインド神話の歴史的変遷と、主要な神々の系譜を解説します。

📌 主なポイント

  • インド神話はヴェーダ神話、ブラーフマナ・ウパニシャッド神話、叙事詩・プラーナ神話の3つに大別される。
  • 『リグ・ヴェーダ』における神々は、現世利益を司るデーヴァ神族と、宇宙の法を司るアスラ神族に分類されていた。
  • ヒンドゥー教時代には、ブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァの三神一体が重視されるようになった。

インド神話は、インド亜大陸の歴史的・宗教的発展の中で形成されてきた豊饒な神話体系であり、主にバラモン教、ヒンドゥー教、そして仏教の基盤をなす伝承を含んでいる。成立した時代や伝承の担い手である階層によって多様な変遷をたどり、おおむね自然神崇拝を特徴とするヴェーダ神話、祭式解釈や宇宙原理を探求したブラーフマナ・ウパニシャッド神話、そして民衆の間で広く愛された叙事詩・プラーナ神話の3つに大別される。

ヴェーダ神話の成立と特徴

ヴェーダ文献に基づくヴェーダ神話は、アーリア人がインドに持ち込んだ古い自然神崇拝を中心に構成されている。紀元前1500年頃から紀元前900年頃にかけて編纂されたとされる最古の聖典『リグ・ヴェーダ』(神々の讃歌)には、まだ一貫した体系的世界観は現れていない。

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よくある質問

インド神話の主な区分は何ですか?
ヴェーダ神話、ブラーフマナ・ウパニシャッド神話、叙事詩・プラーナ神話の3つに大別されます。
『リグ・ヴェーダ』におけるデーヴァとアスラの違いは何ですか?
デーヴァは現世利益をもたらす神々とされ、アスラは宇宙の法や倫理を司る神々とされていましたが、後代にはアスラが敵対的な存在へと変化しました。

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参考文献

  1. 『インド神話』(イオンズ), pp. 10-11.
  2. 『インド神話伝説辞典』, pp. 7, 13-14.
  3. 『インド神話』(上村 1981), p. 24.