朝霧・あさぎり:気象現象およびその派生用語の概要
📌 主なポイント
- ✓朝霧は本来、朝に発生する霧を指す気象用語であり、秋の季語でもある。
- ✓静岡県富士宮市の富士山麓には朝霧高原が広がっており、周辺の地名や施設名の由来となっている。
- ✓小田急電鉄の特急「あさぎり」は、2018年3月のダイヤ改正で「ふじさん」に改称された。
- ✓熊本県球磨郡にはあさぎり町が存在し、くま川鉄道湯前線のあさぎり駅が置かれている。
朝霧(あさぎり)とは、本来は朝の時間帯に発生する霧を指す気象用語であり、文学においては秋の季語としても用いられる言葉である。この原義から派生して、日本の地名、鉄道の列車名、駅名、海上自衛隊の艦艇、小説や映画などの作品名、さらには人名や小惑星の名称に至るまで、多岐にわたる固有名詞として使用されている。
地理・地域
朝霧の名称が用いられている著名な地理的名称として、静岡県富士宮市の富士山麓に広がる朝霧高原が存在する。また、自治体名としては熊本県南部に位置する球磨郡のあさぎり町があり、同町内にはくま川鉄道湯前線のあさぎり駅が設置されている。さらに、兵庫県明石市にはJR西日本山陽本線(JR神戸線)の朝霧駅や、明石市立朝霧中学校といった施設が存在する。
鉄道
鉄道分野において「朝霧」および「あさぎり」は、複数の優等列車や駅名に採用されてきた歴史を持つ。小田急電鉄では、かつて御殿場線へ乗り入れる連絡急行・特別準急として「朝霧」を運行し、後に特急「あさぎり」へと発展させた。この特急「あさぎり」は、2018年3月17日のダイヤ改正に伴い名称を「ふじさん」へと変更している。また、日本国有鉄道(国鉄)においては、かつて日田彦山線で運行されていた準急・急行・快速列車としても「あさぎり」の名称が使用されていた。
艦艇
軍事および防衛の分野においても、大日本帝国海軍や海上自衛隊の艦艇名として採用されている。大日本帝国海軍では春雨型駆逐艦の4番艦および吹雪型駆逐艦の13番艦に「朝霧」の名が付けられた。海上自衛隊においては、あさぎり型護衛艦の1番艦として護衛艦「あさぎり」が建造されている。
文化・作品
文学や映像作品のタイトルとしても「朝霧」はたびたび用いられてきた。北村薫や富田常雄、阿部知二による同名の小説が存在し、富田常雄および阿部知二の作品はそれぞれ昭和期に日本映画として映像化されている。また、1968年製作の映画作品なども存在する。漫画作品では宇河弘樹による『朝霧の巫女』が知られているほか、音楽分野における活動名や作品名としても使用例がある。
よくある質問
朝霧の本来の意味は何ですか?
小田急電鉄の特急「あさぎり」は現在も運行されていますか?
あさぎり町はどこにありますか?
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参考文献
- 日本国語大辞典(小学館)
- 各鉄道会社の運行情報およびダイヤ改正資料
- 防衛省・海上自衛隊公式資料