記号・文字

アスタリスクの用途と歴史的背景

アスタリスクの用途と歴史的背景
アスタリスク(*)の脚注やコンピュータでの演算子、数学、言語学における用途について詳しく解説する事典記事です。

📌 主なポイント

  • アスタリスク(*)は脚注記号として広く利用されている。
  • コンピュータのプログラミング言語では乗算演算子やポインタの操作に用いられる。
  • 言語学では非文や再構形を示すために付記される。

アスタリスク)は、タイポグラフィやコンピュータ、数学、言語学など、さまざまな分野で多様な意味や機能を持って使用される記号である。

脚注記号としての利用

アスタリスクは一般的に、文書内で補足説明や出典を示すための脚注記号として用いられる。伝統的な印刷物では、短剣符(†)や二重短剣符(‡)と併用されることがあり、複数の脚注を順に付与する場合はアスタリスクを重ねて表現されることもある。

乗算を表す数式
乗算を表す数式

コンピュータにおける役割

プログラミング言語やマークアップ言語において、アスタリスクは極めて重要な役割を担っている。

冪乗を表す数式
冪乗を表す数式

演算子とポインタ

多くのプログラミング言語では、乗算を表す二項演算子としてアスタリスクが使用される。これは初期のパンチカードシステムにおいて乗算記号(×)のキーが存在しなかったことに由来するとされている。また、C言語などのポインタ操作を行う言語においては、間接参照やポインタ型の宣言にも用いられる。

UMLの多重度「0..</em>」
UMLの多重度「0..」

検索とパターンマッチング

正規表現やグロブにおいて、アスタリスクは任意の文字列や繰り返しを表すワイルドカードとして機能する。例えば、正規表現では直前の表現の0回以上の繰り返し(クリーネ閉包)を示す。

数学および言語学における記法

数学では、複素共役、随伴行列、双対空間、あるいは群の乗法群など、幅広い概念を表現するための修飾記号として利用される。

ホッジ双対作用素を表す数式
ホッジ双対作用素を表す数式
複素共役を表す数式
複素共役を表す数式
乗法群を表す数式
乗法群を表す数式

言語学においては、文法的に不適格な文(非文)の頭に付記されたり、比較言語学において史料で実証されていない再構形を示すために使用される。

よくある質問

アスタリスクはコンピュータの乗算になぜ使われるのですか?
初期の計算機やパンチカードにおいて乗算記号(×)のキーが存在しなかったため、代用としてアスタリスクが採用されたことに由来します。
言語学におけるアスタリスクの意味は何ですか?
文法的に誤っている非文や、文献等で実証されていない言語の再構形を示すために使用されます。

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参考文献

信頼できる情報源および既存の事典データを基に構成しています。