宇宙開発
オーラ (地球観測衛星)

NASAの地球観測衛星「オーラ」は、地球のオゾン層、大気質、気候変動を監視する地球観測システム(EOS)の一環として2004年に打ち上げられました。
📌 主なポイント
- ✓オーラはNASAの地球観測システム(EOS)プロジェクトの一環として2004年7月15日に打ち上げられた。
- ✓地球のオゾン層、大気質、気候変動を監視することを目的としている。
- ✓A-Trainと呼ばれる衛星コンステレーションの一部として運用されている。
- ✓搭載された4つの観測装置により、大気化学の広範なデータを収集している。
オーラ(Aura、EOS CH-1)は、アメリカ航空宇宙局(NASA)が運用する地球観測衛星です。地球のオゾン層、大気質、および気候変動のメカニズムを解明することを主目的として開発されました。1999年に打ち上げられた「テラ」、2002年の「アクア」に続く、地球観測システム(EOS)プロジェクトにおける3機目の主要な衛星です。

打ち上げと運用
オーラは2004年7月15日、ヴァンデンバーグ空軍基地からデルタIIロケットによって打ち上げられました。高度約680kmの太陽同期軌道を周回しており、他の複数の地球観測衛星と連携して「A-Train」と呼ばれる衛星コンステレーション(衛星群)を構成しています。
搭載観測機器
オーラには、大気化学の研究を目的とした以下の4つの主要な観測装置が搭載されています。
- HIRDLS(高解像度力学リムサウンダー):オゾン、水蒸気、メタン、窒素化合物などを測定する装置。イギリスの自然環境研究会議(NERC)との共同開発。2008年3月以降、機械的なトラブルにより運用を停止しています。
- MLS(マイクロ波リムサウンダー):オゾンや塩素などの微量ガスからの放射を測定し、地球温暖化における水蒸気の役割を調査します。
- OMI(オゾンモニタリング機器):紫外線と可視光を用いて、地球規模のオゾン層や大気汚染物質の分布を高解像度で観測します。フィンランド気象研究所およびオランダ航空宇宙プログラム局が開発に協力しました。
- TES(対流圏放射分光計):赤外線波長を利用し、対流圏におけるオゾン、一酸化炭素、メタン、窒素酸化物の濃度を測定します。
よくある質問
オーラの主な目的は何ですか?
地球のオゾン層の状態、大気質、および気候変動に関連する大気化学プロセスの観測と分析です。
A-Trainとは何ですか?
オーラを含む複数の地球観測衛星が、ほぼ同じ軌道上を連続して飛行することで、地球環境に関する包括的なデータを収集する衛星コンステレーションのことです。
搭載されている観測機器はすべて現在も稼働していますか?
いいえ、HIRDLSは2008年3月に機械的な不具合が発生し、それ以降は運用を停止しています。
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参考文献
- NASA, "Aura Mission Profile", Solar System Exploration.
- NASA, "Aura: Earth Observing System", Official Mission Page.