自動車技術
自動車用フォグランプの構造と保安基準

自動車のフォグランプ(前部霧灯・後部霧灯)の構造、種類、各国の保安基準や法令について解説する専門記事です。
📌 主なポイント
- ✓フロントフォグランプは雨や霧などの悪天候時に視界を補助し、自車の存在を知らせる灯火である。
- ✓日本の保安基準では、フォグランプの装着は義務付けられていない。
- ✓リアフォグランプは後続車への被視認性を高める赤色の灯火であり、制動灯と同等以上の明るさを持つ。
自動車のフォグランプは、悪天候時における視界の確保や、対向車や後続車などの第三者に対して自車の存在を知らせるために用いられる補助的な照明灯です。主に前方を照らすフロントフォグランプ(前部霧灯)と、後方への被視認性を高めるリアフォグランプ(後部霧灯)に大別されます。
種類と特徴
フォグランプには用途や照射特性に応じた複数の種類が存在します。
フロントフォグランプ(前部霧灯)
雨や霧などにより視界が不十分である場合に、ヘッドランプの補助として用いられます。灯色は白または淡黄色です。周囲からの視認性を向上させるため、左右への照射角が前照灯よりも広い配光特性を備えている点が特徴です。一方、前方の霧に強い光が当たって反射し、運転者の視界を妨げるのを防ぐため、上下の照射角は狭く設計されることがあります。

リアフォグランプ(後部霧灯)
濃霧などの気象条件により後方からの視認性が著しく制限される場合に使用される、赤色の灯火です。制動灯と同等以上の明るさを持つため、不必要な使用は後続車を眩惑させる原因となります。
その他の補助灯
ヘッドランプのハイビームに近い配光特性を持つドライビングランプや、霧灯としての機能を重視しないアクセサリーランプなども存在します。
日本の保安基準
日本国内におけるフォグランプの装着は、法令によって義務付けられていません。しかし、保安基準によって取り付け位置や光量、色などの技術基準が定められています。
よくある質問
フォグランプの装着は法律で義務付けられていますか?
日本では、フォグランプ(前部霧灯および後部霧灯)の装着は法規によって義務付けられていません。
フロントフォグランプの灯色にはどのような規定がありますか?
日本の保安基準では、灯色は白色または淡黄色であり、左右で同一の色であることが規定されています。
リアフォグランプを単独で点灯することはできますか?
日本の保安基準では、前照灯またはフォグランプのいずれかと同時にのみ点灯でき、前照灯を消灯した場合は連動して消灯または再操作が必要な構造であることが定められています。
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参考文献
道路運送車両の保安基準(国土交通省)