Uncategorized
悪の枢軸:定義と歴史的背景

「悪の枢軸」(axis of evil)とは、アメリカ合衆国のジョージ・W・ブッシュ大統領が2002年1月29日の一般教書演説において、北朝鮮、イラン、イラクの3か国を指して用いた総称です。この表現は、同時多発テロ事件後の対テロ戦争の文脈で、大量破壊兵器の開発やテロ組織支援に関与していると見なされた国家を批判する目的で使用されました。

この用語の仕掛け人は、当時ブッシュ政権のスピーチライターを務めていたデーヴィド・フラムであるとされています。第二次世界大戦の「枢軸国」と、ロナルド・レーガン大統領の「悪の帝国」という表現を組み合わせたものと解釈されています。同年5月には、ジョン・ボルトン国務次官が「悪の枢軸を越えて」という演説を行い、シリア、リビア、キューバを大量破壊兵器を追求する国として追加指定しました。
この呼称はその後、政治的な文脈で転用されることがあり、2023年にはミッチ・マコーネル上院院内総務がロシア、中国、北朝鮮、イランを新たな「悪の枢軸」と表現しました。また、イスラエルの指導者らも、自国と対立する勢力を指す際にこの言葉を引用しています。
参考文献
- 岡崎玲子. “007 ブッシュ政権の人々 Part1”. 集英社新書WEBコラム. 集英社. 2008年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月19日閲覧。 “デイビット・フラム(ブッシュ政権のスピーチライター)が流行語「悪の枢軸」を仕掛け”
- “ブッシュ、北とイランを再度「悪の枢軸」とnewspaper=[[東亜日報]]”. 2026年3月13日. 2025年11月13日閲覧.
{{cite news}}: URLを指定する場合、タイトルに内部リンクを含めないでください。 (説明) - “米国はイラン、中国、ロシアの新たな「悪の枢軸」に直面している” (英語). Newsweek (2023年10月22日). 2023年12月5日閲覧。
- “〈論調〉イスラエルこそ危険な反動勢力”. 朝鮮新報. 2008年3月14日. 2008年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2010年2月1日閲覧.
- “北朝鮮は「悪の枢軸」、来日中のイスラエル外相”. AFPBB News. 2010年5月12日. 2017年12月14日閲覧.
- “ネタニヤフ氏、ハマス掃討「誰にも止められない」 ガザでの戦闘100日”. AFPBB News (2024年1月14日). 2024年1月30日閲覧。