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バルト三国の歴史と政治的特徴

バルト三国の歴史と政治的特徴
バルト海東岸に位置するエストニア、ラトビア、リトアニアの3か国(バルト三国)の歴史、民族、宗教、および国際的な結びつきについて解説する百科事典記事。

📌 主なポイント

  • バルト三国は北から順にエストニア、ラトビア、リトアニアの3か国で構成される。
  • 3か国ともにNATO、EU、OECD、シェンゲン協定の加盟国である。
  • 1991年にソビエト連邦から再独立を果たし、2004年にEUおよびNATOへ加盟した。

バルト三国(英: Baltic states)は、バルト海の東岸、フィンランドの南に南北へ並ぶ3つの独立国を指す。北から順にエストニア、ラトビア、リトアニアで構成される。3か国はいずれも北大西洋条約機構(NATO)、欧州連合(EU)、経済協力開発機構(OECD)、およびシェンゲン協定の加盟国であり、通貨としてユーロを導入している。

バルト三国の地理的位置を示す地図
バルト三国の位置
北からエストニア、ラトビア、リトアニア、ロシアの飛び地カリーニングラード州、ポーランドの位置図
位置図、バルト海に面して北からエストニア、ラトビア、リトアニア、カリーニングラード州、ポーランド。

歴史的背景

近代に至るまで、エストニア、ラトビア、リトアニアはそれぞれ異なる歴史的経緯をたどってきた。エストニアやラトビアは北ヨーロッパ諸国やドイツとのつながりが深く、リトアニアは中世にリトアニア大公国として栄え、のちにポーランド王国と深い関係を結んだ。これら3つの国が「バルト地域」として一つの枠組みで語られるようになったのは、第一次世界大戦後にロシア帝国から独立を果たし、第二次世界大戦中にソビエト連邦に編入されたという共通の歴史的経験を経たことによる。

1980年代後半のペレストロイカとグラスノスチの進展に伴い、独立回復運動が活発化し、1990年から1991年にかけてそれぞれソ連からの再独立を成し遂げた。2004年にはNATOおよびEUへそろって加盟し、西側諸国との統合を進めた。

民族と宗教

3か国は言語や民族的背景、宗教において多様性を持っている。

  • エストニア:エストニア人はフィン人と近縁であり、エストニア語はウラル語族に属する。宗教的には無宗教の割合が比較的高い。
  • ラトビア:ラトビア人はインド・ヨーロッパ語族のバルト系民族であり、宗教はプロテスタントのルター派が多い。
  • リトアニア:リトアニア人もバルト系民族であるが、歴史的にポーランドの影響を強く受けたため、国民の多くはローマ・カトリック信者である。
エストニア共和国の国旗
エストニア共和国の国旗
ラトビア共和国の国旗
ラトビア共和国の国旗
リトアニア共和国の国旗
リトアニア共和国の国旗

よくある質問

バルト三国を構成する国は何ですか?
北から順にエストニア、ラトビア、リトアニアの3か国です。
バルト三国はどの国際組織に加盟していますか?
3か国すべてが北大西洋条約機構(NATO)、欧州連合(EU)、経済協力開発機構(OECD)に加盟しています。
バルト三国の通貨は何ですか?
3か国すべてでユーロが導入されています。

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参考文献

カセカンプ, アンドレス『バルト三国の歴史——エストニア・ラトヴィア・リトアニア 石器時代から現代まで』明石書店, 2014年。 重松尚「バルトの歴史」『中欧・東欧文化事典』丸善出版, 2021年。