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バプテスト派の歴史と教義

バプテスト派(Baptist)は、17世紀のイングランドで発生したキリスト教プロテスタントの一教派です。その名称は、聖書に基づく「バプテスマ(浸礼による洗礼)」を重視することに由来しています。個人の良心の自由と、各個教会の自主独立を重んじる姿勢が特徴です。

歴史的背景
バプテスト派の起源は、イングランド国教会の分離派(ブラウン派)に遡ります。17世紀初頭、ジョン・スミスらによってジェネラル・バプテストの運動が始まり、その後、カルヴァン主義の影響を受けたパティキュラー・バプテストが形成されました。1644年には『第一ロンドン信仰告白』が公表され、教派としての基盤が整いました。
19世紀の米国では、奴隷制度を巡る意見の対立から、バプテスト派は北部と南部に大きく分裂しました。1845年には南部バプテスト連盟が組織され、現在では米国最大の非カトリック教派団体の一つとなっています。

教義と教会運営
バプテスト派の主要な教義は、信仰告白に基づいた「信仰者のバプテスマ(全浸礼)」です。これは、本人の自覚的な信仰告白を前提として、全身を水に沈める形式で行われます。また、教会運営においては、牧師と信徒の間に身分的な上下関係を認めず、教会員全員が平等な立場で参加する総会によって意思決定を行う「会衆制」を採用しています。
各個教会は自主独立の主体であり、教団組織はあくまで協力体としての役割を担います。そのため、政治的・社会的活動に対する姿勢は、教団や教会によって多様です。

日本における展開
日本への宣教は19世紀末に本格化しました。1941年の日本基督教団への合同を経て、戦後には再び独立した教団として再編が進みました。現在、日本バプテスト連盟や日本バプテスト同盟など、複数の協力体が活動しています。
参考文献
- トライエニアル・コンヴェンションは、1814年に設立されたアメリカ合衆国で最初の全国規模のバプテスト派協力伝道組織。『見えてくるバプテストの歴史』135頁。
- 一例(小山聖書浸礼教会)
- http://www.tokyokita.net/qa/qa3.html バプテストABC 東京北キリスト教会
- 『見えてくるバプテストの歴史』44-45頁。
- 大西、P171 - P177。
- 山本、P160 - P169。
- 田村、P46 - P51、P53、清水、P244 - P247。
- 松村、P54。
- 清水、P246 - P247、大西、P181 - P193。