生物学
圧受容器の仕組みと生理学的役割
圧受容器の定義、血圧変化に対する反応メカニズム、存在部位、および生理学的な役割について詳しく解説する専門事典記事です。
📌 主なポイント
- ✓圧受容器は圧力変化に反応する受容器の総称であり、主に血圧変化を感知するものを指すことが多い。
- ✓血圧変化を感知する圧受容器は、頚動脈洞、大動脈弓、心房、心室に存在する。
- ✓短期的な血圧変動に応答するが、慢性的な変化に対しては反応レベルが再設定されるためほとんど反応しない。
圧受容器(あつじゅようき、英語: baroreceptor または baroceptor)とは、圧力の変化に反応する受容器の総称である。皮膚における圧力の変化を感知するもの、細胞外液の量を感知するもの、そして血圧の変化を感知するものなどが存在するが、生理学的な文脈においては主に血圧変化を感知する受容器を指して用いられることが多い。
存在部位と構造
血圧の変化を感知する圧受容器は、主に循環器系の特定の部位に局在している。具体的には、頚動脈洞および大動脈弓、さらには心房や心室といった心臓の内部に存在する。これらの部位において血管壁の伸展度を捉え、血圧の変動を中枢神経系へ伝達する役割を担う。
生理学的機能と特性
圧受容器は、血圧の短期的な変動に対して迅速に応答する機能を持つ。一方で、慢性的な血圧の変化に対しては、長期的には反応レベルが再設定(リセット)されるため、持続的な高血圧などの状態ではほとんど反応しなくなるという特性が知られている。
よくある質問
圧受容器とは何ですか?
圧力の変化に反応する受容器の総称であり、特に生体内においては血圧の変化を感知する受容器を指すことが多いです。
圧受容器は体のどこに存在しますか?
血圧変化を感知する圧受容器は、頚動脈洞、大動脈弓、心房、心室などに存在しています。
圧受容器は長期的な血圧の変化にも反応しますか?
短期的な変化には応答しますが、慢性的な変化に対しては反応レベルが再設定されるため、ほとんど反応しなくなります。
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参考文献
獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版社 1991年 ISBN 4885006104
高橋迪雄監訳 『獣医生理学 第2版』 文永堂出版 2000年 ISBN 4830031824
高橋迪雄監訳 『獣医生理学 第2版』 文永堂出版 2000年 ISBN 4830031824