歴史年表

紀元前660年における歴史的出来事と諸暦法の動向

紀元前660年における歴史的出来事と諸暦法の動向
紀元前660年の歴史的出来事や諸暦法について解説。日本神話における神武天皇即位伝承や古代中国の動向、古代オリンピア大祭などを網羅。

📌 主なポイント

  • 紀元前660年は、日本神話において神武天皇が即位したとされる皇紀元年である。
  • 古代ギリシアで第30回オリュンピア大祭が開催された。
  • 古代エジプトのデモティック(民衆文字)の使用が確認される最古の年とされる。
  • 中国の春秋時代において、衛が狄の攻撃により一時滅亡し、その後戴公が擁立された。

紀元前660年(きげんぜん660ねん)は、ユリウス暦換算前のローマ暦や各国の古代暦法における年の一つである。中世以降の西暦表現において紀元前660年と位置づけられており、世界各地で政治的動向や文化的記録が残されている。

各国の紀年法

この年は、さまざまな古代の紀年法や干支が並行して用いられていた。

  • 干支:辛酉
  • 日本:皇紀元年、神武天皇元年
  • 中国:周の恵王17年、魯の閔公2年、斉の桓公26年、晋の献公17年など
  • 朝鮮:檀紀1674年
  • ユダヤ暦:3101年 - 3102年

主な出来事

日本神話の記述から古代オリエント・地中海世界、そして中国の春秋時代に至るまで、多岐にわたる記録が存在する。

日本における伝承

日本書紀』の記述に基づき、古くから神武天皇が即位したとされる年(神武天皇元年1月1日、新暦換算では2月11日)と伝えられており、後の日本の近代においては「紀元節」の由来となった。

月岡芳年による大日本名将鑑の内、1876年から1882年頃に描かれた神武天皇の図
月岡芳年 『大日本名将鑑』の内「神武天皇」( 1876 - 1882年 頃の作)

世界各地の動向

古代ギリシアの都市国家オリュンピアでは、第30回目となるオリュンピア大祭(古代オリンピック)が開催された。また、古代エジプトにおいて民衆文字であるデモティックの使用が確認される最古の年とされている。科学的な研究においては、樹木年輪の分析などから史上最大級の太陽嵐がこの時期前後に発生していたとする説も提唱されている。

中国(春秋時代)

『春秋左氏伝』などの記録によれば、中国の諸侯の間で抗争や政治的変動が相次いだ。

  • 魯では慶父が閔公を殺害する事件が発生した。
  • 狄が衛を攻撃して衛軍を破り、衛が一時滅亡状態に陥った後、斉の桓公らの支援によって戴公が擁立された。
  • 晋の献公が太子申生に東山皋落氏を討伐させた。

死去

  • 魯の閔公
  • 秦の成公
  • 衛の懿公
  • 衛の戴公

よくある質問

紀元前660年は日本においてどのような年とされていますか?
『日本書紀』の伝承に基づき、神武天皇が即位した「皇紀元年(神武天皇元年)」とされています。
紀元前660年に中国の春秋時代で起きた主な事件は何ですか?
魯で慶父が閔公を殺害した事件や、狄の攻撃によって衛が一時滅亡し、その後斉の支援で戴公が擁立されたことなどが記録されています。
世界史において紀元前660年はどのような記録がありますか?
古代ギリシアの第30回オリュンピア大祭の開催や、古代エジプトの民衆文字(デモティック)の使用を示す最古の記録などが残されています。

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参考文献

日本書紀
春秋左氏伝
ニューズウィーク日本版報道(2019年)