化学物質
水酸化ビスマス

水酸化ビスマスの化学的性質、物理的特徴、および利用法について解説する事典記事です。
📌 主なポイント
- ✓化学式は Bi(OH)3 である。
- ✓白黄色の粉末状の外観を持つ難溶性の化合物である。
- ✓400℃まで加熱すると酸化ビスマス(III)へと分解する。
水酸化ビスマス(すいさんかビスマス、英: Bismuth hydroxide)は、ビスマスの水酸化物であり、化学式 Bi(OH)3 で表される無機化合物である。ビスマス塩の溶液にアルカリを加えることによって白色の沈殿物として生成されるが、その完全な化学的特徴については解明されていない部分も多い物質である。

物理的性質と化学的性質
水酸化ビスマスは、白黄色の粉末または薄片状の外観を持つ。密度は4.96 g/cm³であり、水には不溶である。加熱処理を行うことで性質が変化し、約400℃まで加熱すると酸化ビスマス(III)へと分解する。
主な利用
水酸化ビスマスはいくつかの用途で利用されている。代表的なものとして、消化器疾患の保護剤として用いられる「ミルク・オブ・ビスマス(milk of bismuth)」の成分があげられる。これは水酸化ビスマスと亜炭酸ビスマスの懸濁液である。また、アンモニア水がビスマス(III)イオンと反応する際に白色の沈殿として生成される特性を持つ。
関連する物質
ビスマスに関連する化合物としては、酸化ビスマス(III)などが挙げられ、水酸化ビスマスを加熱分解することで生成することが可能である。
よくある質問
水酸化ビスマスの化学式は何ですか?
化学式は Bi(OH)3 です。
水酸化ビスマスを加熱するとどうなりますか?
400℃まで加熱すると、酸化ビスマス(III)へと分解します。
水酸化ビスマスの外観はどのようなものですか?
白黄色の粉末状の外観を持ちます。
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参考文献
Holleman, A. F.; Wiberg, E. (2001), Inorganic Chemistry, San Diego: Academic Press, p. 771, ISBN 0-12-352651-5.