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美容所:定義と歴史的背景

美容所:定義と歴史的背景
美容所(美容院・美容室)の定義、法的な位置づけ、歴史、および近年の利用動向について解説します。

📌 主なポイント

  • 美容所は美容師法に基づき、都道府県知事への届出が必要な施設である。
  • 2021年度(令和3年度)時点で、全国の美容所数は26万4,223軒である。
  • 2015年の通知改定により、美容室における男性へのカットサービス提供が明確に認められた。

美容所とは、美容師法に基づき、パーマ、結髪、化粧など容姿を美しくする業を行うために設けられた施設です。一般的には美容院、美容室、ヘアサロンなどと呼ばれます。厚生労働省の統計によると、日本国内の美容所数は増加傾向にあり、2021年度(令和3年度)時点で26万4,223軒に達しています。

鏡と椅子が並ぶ美容所の店内
鏡と椅子が並ぶ美容所の店内

歴史的背景

日本の美容室の歴史は、明治時代に遡ります。1897年(明治30年)に芝山兼太郎が開業した外国婦人専門サロンがその先駆けとされています。1906年(明治39年)には、遠藤ハツが東京・銀座に「遠藤理容館」を開業し、アメリカからパーマネントウェーブの技術を導入しました。1927年(昭和2年)には「美容術営業取締規則」が制定され、法的な整備が進められました。その後、1957年(昭和32年)に現在の美容師法の基礎となる法律が制定されました。

チェーン展開する美容室の様子
チェーン展開する美容室の様子

法的な位置づけと利用動向

美容所の開設には、美容師法に基づき都道府県知事への届出が必要です。また、開設には美容師免許を保持していることが条件となります。長年、美容室における男性へのカットサービスについては、旧厚生省の局長通知により制限されていましたが、2015年(平成27年)にこの通知が廃止され、男女問わずサービス提供が可能となりました。これにより、男性の美容室利用はより一般的なものとなっています。

2021年の調査によれば、女性の美容室利用率は81.5%、男性は34.0%となっており、利用回数や滞在時間には男女で差が見られます。また、店舗数は平成元年(1989年)の約18万軒から令和元年(2019年)には約25万軒へと増加を続けています。

美容室の設備
美容室の設備
美容室のインテリア
美容室のインテリア
美容室の施術風景
美容室の施術風景
美容室の受付
美容室の受付

よくある質問

美容所を開設するには何が必要ですか?
美容師法に基づき、都道府県知事への届出が必要です。また、開設には美容師免許の保持が求められます。
美容室で男性のカットは受けられますか?
はい、受けられます。2015年に厚生労働省が過去の通知を廃止し、男女問わず美容師がカットを行うことを認める通知を出したため、現在では広く提供されています。
美容所と理容所の違いは何ですか?
美容所は美容師法、理容所は理容師法というそれぞれ別の法律に基づき運営されています。提供される技術や資格の範囲が異なります。

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参考文献

  • 厚生労働省「令和3年度 衛生行政報告例」
  • 美容師法(昭和32年法律第163号)
  • 産経新聞「美容室で男性カット」やっと解禁⁈40年前の通知、実態に合わせ見直しへ(2015年)
  • みずほ中央法律事務所「『美容・理容』の定義」