植物学・文化
菩提樹(植物および派生名称の概要)
菩提樹(ぼだいじゅ)と呼ばれる植物の種類や、同名の文学作品・映画・音楽などの文化的な派生名称について解説します。
📌 主なポイント
- ✓菩提樹という名称は、インド原産のクワ科の植物と、中国やヨーロッパ原産のシナノキ科の植物の双方に使われる。
- ✓インドボダイジュは、ゴータマ・ブッダが悟りを開いた木として仏教における聖樹とされる。
- ✓フランツ・シューベルトの歌曲『冬の旅』の第5曲として「菩提樹」が広く知られている。
菩提樹(ぼだいじゅ)とは、主として植物の名称として用いられるほか、その植物名に由来する文学作品、映画、楽曲などのさまざまな文化的な派生名称としても知られています。
植物としての菩提樹
植物の「菩提樹」と呼ばれるものには、主に以下の種類が存在します。
- インドボダイジュ:インド原産のクワ科イチジク属の常緑高木。仏教の開祖であるゴータマ・ブッダがその樹下で悟りを開いたとされる聖樹として知られています。
- ベンガルボダイジュ:インドボダイジュに近縁な、同じくクワ科イチジク属の常緑高木です。
- シナノキ科のボダイジュ(Tilia miqueliana):中国原産のシナノキ科シナノキ属の落葉高木です。日本には仏教伝来とともに寺院などに植えられたものが伝えられ、日本の気候風土でも生育します。
- セイヨウシナノキなど:ヨーロッパ原産のセイヨウシナノキ(Tilia x europaea)をはじめとする、シナノキ属の植物全般を指す場合もあります。ドイツ語圏では「リンデン(Linde)」と呼ばれ親しまれています。
文化的派生名称
植物の菩提樹、特にヨーロッパのセイヨウシナノキなどは、多くの芸術作品の題材やモチーフとして用いられてきました。
よくある質問
菩提樹とはどのような植物ですか?
狭義にはインド原産のクワ科の常緑高木(インドボダイジュなど)を指しますが、日本や中国、ヨーロッパにおいてはシナノキ科の落葉高木(ボダイジュやセイヨウシナノキ)なども菩提樹と呼ばれています。
仏教における菩提樹の由来は何ですか?
インドボダイジュの下でゴータマ・ブッダ(釈迦)が悟りを開いたと伝えられていることから、仏教における重要な聖樹とされています。
シューベルトの歌曲『菩提樹』とは何ですか?
ヴィルヘルム・ミュラーの詩にフランツ・シューベルトが曲をつけた連作歌曲集『冬の旅』の第5曲であり、ヨーロッパのリンデ(シナノキ)の木を歌った著名な楽曲です。
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参考文献
ウィキペディア日本語版「菩提樹」の項目および関連する植物・文化項目の記述に基づく。