モスクワの歴史的歌劇場:ボリショイ劇場の全貌

📌 主なポイント
- ✓ボリショイ劇場は1776年に創設されたロシア・モスクワを代表する歌劇場である。
- ✓現在の建物は1825年に建設され、1853年の火災後の1856年にアルベルト・カヴォスによって再建されたものである。
- ✓チャイコフスキーの『白鳥の湖』は1877年にボリショイ劇場で初演された。
ボリショイ劇場(ロシア語: Государственный академический Большой театр России)は、ロシアのモスクワにある世界的に著名な歌劇場である。「ボリショイ」はロシア語で「大きい」を意味し、ロシア国内の主要な大劇場を指す一般的な名称でもあるが、国外においては通常モスクワにある本劇場を指す。ロシアを代表するオペラおよびバレエの殿堂として知られている。
歴史と建築の変遷
ボリショイ劇場の起源は1776年にさかのぼり、ピョートル・ウルソフ公爵とマイケル・マドックスによってオペラやバレエの上演が行われたことに始まる。その後、幾度もの火災に見舞われ、現在の建物は1825年にテアトラーリナヤ広場(劇場広場)に建設されたものである。ロシア古典主義様式に基づいた設計はオシップ・ボヴェが手がけたが、1853年の大火により甚大な被害を受けた。1856年に建築家アルベルト・カヴォスの手によって改修され、現在の外観がほぼ完成した。この改修の際に、正面破風の上には彫刻家ピョートル・クロットによる太陽神アポロンのクアドリガ(四頭立て馬車)の彫刻が設置されている。
オペラとボリショイ・バレエ
劇場には管弦楽団、オペラカンパニー、そして世界最高峰の一つとされるボリショイ・バレエが所属している。19世紀以降、ロシア国民楽派の隆盛とともに数々の名作が初演された。チャイコフスキーのバレエ『白鳥の湖』は1877年に当劇場で初演されている。ソビエト連邦時代には国立劇場として手厚い保護と統制を受け、国際的な名声を高めた。ソ連崩壊後も古典から現代作品まで幅広いレパートリーを上演し続けている。
大規模改修と近年の動向
老朽化が進んだ本館ホールは、2005年7月から約6年の歳月と大規模な資金を投じて改修工事が行われ、2011年10月に再開場を果たした。再開時には内装や設備をめぐって内部での議論や注目を集めた。また、文化的な活動だけでなく、ロシア文化省の主催による公演など、社会情勢を反映したイベントの舞台ともなっている。
よくある質問
「ボリショイ」という言葉の意味は何ですか?
ボリショイ劇場はどこにありますか?
ボリショイ劇場ではどのような芸術作品が上演されますか?
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参考文献
2. 「ビフォーアフター:第二次大戦時と現在のモスクワの街路」ロシア・ビヨンド日本語版(2019年5月11日)。
3. 「ボリショイ劇場、来月再オープン=6年の化粧直し完了-ロシア」時事ドットコム(2011年9月24日)。