航空産業

ボンバルディア・エアロスペースの概要と歴史

ボンバルディア・エアロスペースの概要と歴史
カナダのボンバルディア・グループの航空部門を担うボンバルディア・エアロスペースの歴史や主要な航空機、事業変遷について解説する百科事典記事です。

📌 主なポイント

  • ボンバルディア・エアロスペースはカナダに本社を置くボンバルディア・グループの航空部門子会社である。
  • 1986年のカナディア買収を契機に本格的な航空機事業への参入を果たした。
  • CRJシリーズやQシリーズなどのリージョナル機や、ビジネスジェット機などを幅広く展開してきた。

ボンバルディア・エアロスペース(仏: Bombardier Aéronautique、英: Bombardier Aerospace)は、カナダに本社を置くボンバルディア・グループの航空部門を担う子会社である。同社が製造した航空機は、日本のマスコミ等で「ボンバル機」と表記されることもある。

ボンバルディア・エアロスペースのロゴマークまたは関連画像
ボンバルディア・エアロスペース

歴史と事業展開

ボンバルディアの航空機部門は、国営会社時代に損失を記録していたカナディアを1986年に買収したことから始まった。カナディアが開発中であったカナディア・リージョナル・ジェットの販売に成功したほか、1989年には破産状態にあった北アイルランドのショート・ブラザーズ社を買収し、生産能力の向上とヨーロッパでの拠点を獲得した。

1990年にはリアジェットを傘下に収め、ビジネスジェット市場での知名度とシェアを拡大した。さらに1992年には、アメリカのボーイングの子会社となっていたデ・ハビランド・カナダを買収し、DHC-6やDHC-8の開発・製造権を得ることで、地域間旅客機市場における地位を強固なものにした。

ルフトハンザ航空 CRJ 100 LR (D-ACLJ)
ルフトハンザ航空 CRJ 100 LR (D-ACLJ)

主な航空機と製品群

ビジネスジェット機

ボンバルディアは、リアジェットシリーズやチャレンジャーシリーズ、そして長大な航続距離を持つグローバル・エクスプレスなどの小型高速ビジネスジェット機を展開している。

エア・エグゼクティブ リアジェット 60
エア・エグゼクティブ リアジェット 60

CRJ シリーズ

ビジネスジェット機のチャレンジャー 600を基に開発されたリージョナルジェット機であり、CRJ100やCRJ200、さらに胴体を延長したCRJ700やCRJ900などが製造された。

アイベックスエアラインズのCRJ700
アイベックスエアラインズのCRJ700

Q シリーズ

原型のDHC-8をベースに、機内騒音への配慮としてノイズキャンセラーや低騒音化技術を取り入れたターボプロップ機である。

全日本空輸(エアーニッポンネットワーク)DHC-8 (Q300)
全日本空輸(エアーニッポンネットワーク)DHC-8 (Q300)

CL-415

カナディア CL-215を基に開発された双発ターボプロップ水陸両用飛行艇であり、消防艇や救難艇として運用される。

CL-415の機体写真
CL-415

よくある質問

ボンバルディア・エアロスペースはど国の企業ですか?
カナダに本社を置くボンバルディア・グループの子会社です。
どのような航空機を製造していますか?
ビジネスジェット機、CRJシリーズやQシリーズなどのリージョナル機、水陸両用飛行艇などを手掛けてきました。

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ボンバルディアカナディアリアジェットデ・ハビランド・カナダ

参考文献

  • Bombardier Aerospace, History (英語)
  • 日本経済新聞、中国商用飛機、カナダ・ボンバルディアと提携、2011年