地形学
峡谷(地形)の定義と形成プロセス

峡谷は、河川の激しい侵食作用によって形成される深く険しい谷地形です。その形成メカニズムや特徴、日本および世界の代表的な峡谷について解説します。
📌 主なポイント
- ✓峡谷は、河川の下刻作用によって形成される深く険しいV字形の谷である。
- ✓谷底平野をほとんど持たず、両岸が急峻な崖になっていることが特徴である。
- ✓日本国内では、急流による侵食が激しいため、各地に景勝地としての峡谷が発達している。
峡谷(きょうこく)とは、周囲の渓谷と比較して極めて深く、両岸が険しい崖となっている谷地形を指します。谷の断面はアルファベットの「V」字形を呈することが多く、谷底平野をほとんど持たないのが特徴です。地形学的にはV字谷とも呼ばれます。
形成メカニズム
峡谷は主に、河川による下刻作用(河床を深く削る侵食作用)が活発な地域で形成されます。地形輪廻の概念における壮年期地形や、河川の上流部など、勾配が急で水の勢いが強い場所で顕著に見られます。この激しい侵食作用によって生産された土砂は、中流域や下流域へと運搬され、扇状地などの堆積地形を形成する源となります。

日本における峡谷
日本は地形が急峻で河川の勾配が急であるため、各地に峡谷が発達しています。岩肌が独特の造形を見せる場所が多く、古くから風光明媚な景勝地として親しまれてきました。これらは「○○峡」や「○○峡谷」と名付けられ、観光地やハイキングコースとして整備されている例が多く見られます。







関連用語
登山用語では、切り立った岩壁に挟まれた狭い峡谷をゴルジュ(フランス語で「のど」を意味する gorge に由来)と呼ぶことがあります。また、谷底が比較的浅く、蛇行が激しいものは「渓谷」や「渓流」と区別されることが一般的です。
よくある質問
峡谷と渓谷の違いは何ですか?
一般的に峡谷は渓谷よりも深く、両岸が切り立った崖になっているものを指します。渓谷は比較的谷底が浅く、河川の蛇行が見られる場合が多いです。
「ゴルジュ」とはどのような地形ですか?
登山用語で、切り立った岩壁に挟まれた非常に狭い峡谷のことを指します。フランス語の「のど(gorge)」が語源です。
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参考文献
- Around-USA. "グランドキャニオン国立公園". 2016年1月20日. 2024年12月8日閲覧。