記号・タイポグラフィ
キャレット(脱字符号)の概要と用途

校正記号としてのキャレット(脱字符号)の基本的な使い方、コンピュータにおけるカーソルやキャレット記法、およびサーカムフレックスや論理積記号との関係について解説します。
📌 主なポイント
- ✓キャレットは、校正において文字の挿入位置を示す記号である。
- ✓コンピュータ分野では、テキスト入力における挿入位置(カーソル)やキャレット記法として利用される。
- ✓形状の類似から、サーカムフレックス(^)や論理積を表す記号(∧)がキャレットと呼ばれることがある。
キャレット(英: caret、脱字符号)は、もともと文章の校正において文字や語句の脱落部分への挿入を指示するために用いられてきた記号である。現在では、校正における用途に留まらず、コンピュータのインターフェースやプログラミング言語の表記法など、幅広い分野で活用されている。
校正記号としての用途
伝統的な紙媒体の校正作業では、文章の脱落している箇所を示すためにキャレットが使用される。具体的には、挿入したい位置の下側(縦書きの場合は横側)に山形の記号を記入し、その近傍または下部に新しく挿入すべき文字を記述する。なお、単一の文字や短い語句ではなく、長文やまとまった語句を挿入する場合には、キャレットの代わりにブレース(波括弧)が用いられることもある。

コンピュータにおける利用
コンピュータのテキスト入力画面やユーザーインターフェースにおいては、次に文字が入力される位置を示す「カーソル」の概念としてキャレットという名称が使われることがある。表示形式としては、本来の山形だけでなく、点滅する縦棒や下線など、環境に応じてさまざまな形状が採用されている。
また、制御文字や特殊なキー操作をテキストで表現する手法として、キャレットとアルファベットを組み合わせたキャレット記法が用いられる。
類似する記号との関係
字形や由来の類似から、以下の記号が「キャレット」と呼ばれることがある。
- サーカムフレックス(^):ASCIIコードの0x5Eに割り当てられた記号であり、ダイアクリティカルマークの一種。
- 論理積・外積を表す記号(∧):数学や論理学において「ウェッジ」とも呼ばれる記号。
よくある質問
キャレットとはどのような記号ですか?
もともとは文章の校正において脱字の挿入位置を示すための山形の記号ですが、コンピュータ分野ではカーソルや記法、類似する記号の呼称としても使われます。
校正ではどのように使われますか?
挿入したい位置の下、または横に山形の記号を書き、その周辺に挿入する文字を記載して使用します。
サーカムフレックスとの違いは何ですか?
サーカムフレックス(^)はダイアクリティカルマークの一種ですが、字形が似ていることからキャレットと呼ばれることがあります。
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校正記号カーソルサーカムフレックス制御文字論理積
参考文献
ウィキペディア日本語版「キャレット」項目