国際度量衡総会(CGPM)の概要と歴史的変遷
📌 主なポイント
- ✓国際度量衡総会(CGPM)は、メートル条約に基づく国際単位系(SI)を維持するための最高機関である。
- ✓総会は通常数年に一度、フランスのパリで開催される。
- ✓2018年の第26回総会において、キログラムやアンペアなどの基本単位の定義が物理定数ベースへと根本的に改定された。
- ✓2022年の第27回総会では、新たなSI接頭語としてロナ、ロント、クエタ、クエクトが承認された。
国際度量衡総会(こくさいどりょうこうそうかい、仏: Conférence générale des poids et mesures: CGPM、英: General Conference of Weights and Measures)は、メートル条約に基づき、世界で通用する単位系である国際単位系(SI)を維持・発展させるために加盟国の参加によって開催される最高会議である。メートル条約に基づいて世界共通の単位系を維持するために設立された3つの組織のうちの最高機関と位置づけられており、他の2つの機関として国際度量衡委員会(CIPM)及び国際度量衡局(BIPM)が存在する。会議は原則として数年に一度、フランスのパリで開催され、フランス語の名称に由来して英語圏においてもCGPMという頭字語が用いられる。
組織の位置づけと役割
CGPMは、メートル条約加盟国の代表によって構成される最高意思決定機関である。世界共通の計量単位に関する諸問題について討議し、国際単位系の改定や新たなSI接頭語の採択など、計量標準に関する極めて重要な決定を下す。実務的な運営や勧告の準備は、国際度量衡委員会(CIPM)やその下部に置かれる各諮問委員会が担っている。
歴史と主な決定
1889年9月28日に第1回総会が開催され、当時はキログラムが国際キログラム原器(IPK)の質量を基準として定義された。その後、時代ごとの科学技術の進展に伴い、単位の定義や接頭語の追加などの改定が重ねられてきた。
2018年11月の第26回総会では、キログラム、アンペア、ケルビン、モルの4つの基本単位について、物理定数に基づく定義への根本的な改定が大きな決議として採択され、国際キログラム原器は廃止された。また、2022年の第27回総会では、10の30乗を表す「ロナ」「クエタ」や10の負の30乗を表す「ロント」「クエクト」といった新しいSI接頭語が承認されたほか、2035年までに閏秒の挿入を停止・変更する方向での決議がなされるなど、現代の科学技術の要請に応じた変革が続けられている。
よくある質問
国際度量衡総会(CGPM)とは何ですか?
CGPMはどのくらいの頻度で開催されますか?
国際単位系(SI)の大きな再定義はいつ行われましたか?
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参考文献
- キログラムの基準が130年ぶりに変更——キログラム原器からプランク定数ベースに - fabcross (2019年6月11日)
- メートル条約に基づく組織と活動のあらまし 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 計量標準総合センター 計量標準普及センター 国際計量室、2025年4月1日
- 27th meeting of the CGPM (2022) - BIPM