気象学
雲量(気象学における定義と観測方法)

気象学における雲量の定義、国際気象通報式(オクタ)や日本式天気記号による階級表現、観測方法について解説します。
📌 主なポイント
- ✓雲量とは、空の全天に占める雲の割合を指す気象用語である。
- ✓国際気象通報式ではオクタ(Okta)を単位とした0から8までの9段階などで表現される。
- ✓日本の方式では0から10までの11段階(不明を合わせると12段階)で表現される。
雲量(うんりょう、英: cloud cover)とは、空の全天に占める雲の割合のことである。気象観測において大気の状態を把握するための基本的な要素の一つとして扱われる。
概要と観測方法
雲量は、目視および地上の観測機器を使用して観測したデータを基に、専門的な知識を持った観測者によって定められる。一般に雲が多いほど空は暗くなる傾向にあるが、雲量と地上の明るさとの間には必ずしも単純な比例関係は成り立たない。これは、雲量観測においては雲の厚さ(薄い雲や厚い雲)が区別されず、同一の「雲」として扱われるためである。










霧などの視程障害が発生している状況下では、全天の状況を確認できず雲量を正確に観測できない場合がある。このようなケースでは「雲量不明」として扱われる。また、飛行機雲については、急激に消散する場合は雲量に含めず、形が持続している場合は雲量に含めるという規定が設けられている。
国際気象通報式における表現
国際気象通報式では、オクタ(Okta)を単位として「0」から「8」までの9段階、および雲量不明を表す記号を含めた形で表現される。地上実況気象通報式(SYNOP)においてもこのオクタ単位の数値が用いられる。日本国内のように「雲量0から1は快晴」といった天気の対応付けは国際式では直接定められていないが、各国の気象機関は国際式の雲量や雲の透明度、高度などを総合して天気を分類している。
日本式における表現
日本の気象観測方式では、雲量を「0」から「10」までの11段階、および不明を加えた12段階で表現する。限りなく0に近くても少しでも雲が確認できる場合は「雲量1」とされる。
よくある質問
雲量とは何ですか?
空の全天に占める雲の割合を示す気象上の指標です。
国際気象通報式ではどのような単位が使われますか?
オクタ(Okta)という単位を用いて、0から8までの段階で表現されます。
霧などで空が見えない場合はどう扱われますか?
視程障害によって観測できない場合は「雲量不明」とされます。
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参考文献
気象庁 予報用語・天気に関する解説資料