歴史

連合国暫定当局

連合国暫定当局
連合国暫定当局(CPA)は、2003年のイラク戦争後にアメリカ合衆国が設置したイラクの暫定統治機関です。その設立背景、政策、歴史的経緯を解説します。

📌 主なポイント

  • ✓連合国暫定当局(CPA)は2003年4月21日に発足した。
  • ✓ポール・ブレマーが代表として統治の大部分を主導した。
  • ✓2004年6月28日に解散し、イラク暫定政権へ主権が移譲された。

連合国暫定当局(れんごうこくざんていとうきょく、英語: Coalition Provisional Authority、略称:CPA)は、2003年のイラク戦争後、アメリカ合衆国を中心とする連合軍がイラクの暫定的な統治と行政再建を目的として設置した組織です。前身はアメリカ国防総省の復興人道支援室(ORHA)であり、バグダードの大統領宮殿に拠点を置きました。

連合国暫定当局のロゴ
連合国暫定当局のロゴ
連合国暫定当局の旗
連合国暫定当局の旗
連合国暫定当局の紋章
連合国暫定当局の紋章

設立と運営

2003年4月21日に発足したCPAは、国際連合安全保障理事会決議1483に基づき、占領軍としての権限を行使しました。初代代表にはジェイ・ガーナーが就任しましたが、短期間で退任し、後任としてポール・ブレマーが代表に就任しました。ブレマーはCPAの解散まで統治を主導しました。

イラクの位置
イラクの位置

主な政策と影響

CPAはバアス党体制の解体を進め、元党員の公職追放などを実施しました。これらの政策は、行政機能の維持や治安確保の面で複雑な影響を及ぼし、後のイラク国内における政治的・社会的な対立の一因とも指摘されています。また、イラク統治評議会の設立や各省庁への権限委譲を通じて、主権回復に向けたプロセスを推進しました。

解散

2004年6月28日、CPAは予定を早めて解散し、統治権限はイラク暫定政権へと移譲されました。これをもってCPAによる直接統治は終了しました。

よくある質問

連合国暫定当局(CPA)の目的は何でしたか?
イラク戦争後のイラクにおける暫定的な統治、行政機能の再建、および主権回復に向けた体制整備を目的としていました。
CPAはいつ解散しましたか?
2004年6月28日に解散し、権限はイラク暫定政権に引き継がれました。
CPAの代表は誰でしたか?
初代代表はジェイ・ガーナーであり、その後ポール・ブレマーが代表を務めました。

関連記事

イラク戦争イラクバアス党国際連合安全保障理事会決議1483

参考文献

Bremer, L. Paul (2006). My Year in Iraq: The Struggle to Build a Future of Hope. Simon & Schuster. ISBN 978-0743273893.