カラーチャートの色彩評価とウェブにおける色彩表現技術

📌 主なポイント
- ✓カラーチャートは、デジタルカメラやスキャナーなどのグラフィック機器の色彩再現性を評価・較正するための色見本の板である。
- ✓カラーチェッカーは24の矩形の色見本からなり、マンセル表色系に基づいて1976年に登場した。
- ✓ウェブセーフカラーはRGBの三原色を6段階に分割した計216色で構成されるが、近年の高性能なディスプレイ環境ではその役割が薄れている。
カラーチャートとは、「色」の「表」、すなわち色見本を配列した板状の物体であり、画像システムの色彩再現性をチェックするなど色の比較・測定に用いられる。デジタルカメラやスキャナーなどのグラフィック機器を較正(キャリブレーション)し、その特性を明らかにする目的で使用される。

フィルムスキャナーにおいては、IT8ターゲットが標準規格となっており、Coloraid.de、富士フイルム、コダック、LaserSoft Imagingといった企業によって製造されている。また、デジタルカメラにおいては、実世界のスペクトル反射特性を反映したX-Rite(旧Macbeth)製のカラーチャートが広く活用されている。

照明の演色性の評価にもカラーチャートが用いられ、マンセルの色見本からの反射を評価することが可能である。
カラーチェッカー
カラーチェッカーは24の矩形の色見本が並んだ板であり、マンセル表色系に基づいている。1976年に登場した“Macbeth ColorChecker”がその最初のものである。そのメーカーであったGretag–Macbethは、2006年にX-Riteに買収された。

ウェブ上の色彩表現
ウェブページにおいて色を使用する場合、適切な配色であれば視認性や美観が向上する一方で、不適切な配慮は可読性を損ねる原因となる。アクセシビリティやユニバーサルデザインの観点から、色覚異常を持つ利用者や、異なるディスプレイ環境で閲覧する利用者への配慮が必要とされる。
基本16色
基本16色(標準16色、Basic 16 Colors)とは、HTMLにおいて色名で指定して表示が可能な16種類の色を指す。これはFFと00の組合せによる8色、80と00の組合せによる8色(#000000のBlackが重複)に、#C0C0C0のSilverを加えた構成となっている。
| 色名 / RGB値 | 色名 / RGB値 | 色名 / RGB値 | 色名 / RGB値 |
|---|---|---|---|
| Red (#FF0000) | Maroon (#800000) | Fuchsia (#FF00FF) | Purple (#800080) |
| Lime (#00FF00) | Green (#008000) | Yellow (#FFFF00) | Olive (#808000) |
| Blue (#0000FF) | Navy (#000080) | Aqua (#00FFFF) | Teal (#008080) |
| White (#FFFFFF) | Silver (#C0C0C0) | Gray (#808080) | Black (#000000) |
ウェブセーフカラー
ウェブセーフカラー(Web Safe Color)とは、ウェブ上の色をRGBの三原色それぞれ6段階("00", "33", "66", "99", "cc", "ff")に分割し、その組み合わせによる計216色のことを指す。閲覧環境に左右されにくいために「セーフ」と呼ばれた。しかし、16bitカラー以上のディスプレイが広く普及している現代においては、その重要性は低下している。
よくある質問
カラーチャートは何のために使用されますか?
カラーチェッカーの特徴は何ですか?
ウェブセーフカラーとは何ですか?
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参考文献
X-Rite. “ColorChecker クラシックに関する情報”. 2009年11月16日。
World Wide Web Consortium. “Basic HTML data types”. 1999年12月24日閲覧。