色彩学

色空間の概要と分類

色空間の概要と分類
色空間の定義、表色系の分類、およびRGBやCMYなどの代表的な色空間について解説します。

📌 主なポイント

  • 色空間は色を数値で指定するための座標系である。
  • 表色系は顕色系と混色系の二つに大別される。
  • RGBは加法混合、CMYは減法混合に基づく色空間である。

色空間(カラースペース)とは、色を定量的に表現するために、色を幾何学的な空間上の座標として配置した体系を指します。色を数値化して管理・伝達するための数学的モデルであり、その形状は立方体、円柱、球など、目的に応じて多様な幾何学的形態をとります。

表色系

色を定量的に表す体系である表色系は、大きく分けて「顕色系」と「混色系」の二つに分類されます。

顕色系

顕色系は、人間の心理的な色の見え方に着目した体系です。色相、明度、彩度などの属性に基づいて色を整理し、尺度化します。代表的なものには、マンセル表色系やPCCS、NCSなどがあります。

img src=

よくある質問

色空間とは何ですか?
色を定量的に扱うために、数学的な座標系として配置したものです。
顕色系と混色系の違いは何ですか?
顕色系は心理的な色の見え方を重視する体系であり、混色系は色刺激の物理的な特性を重視する体系です。
RGBとCMYの主な違いは何ですか?
RGBは光の三原色を用いた加法混合(主にディスプレイ表示)であり、CMYは色の三原色を用いた減法混合(主に印刷)です。

関連記事

色彩学色域加法混合減法混合ICCプロファイル

参考文献

篠田博之・藤枝一郎『色彩工学入門 定量的な色の理解と活用』森北出版株式会社、2007年。千々岩英彰『色彩学概説』東京大学出版会、2001年。