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コンピュータゲームの歴史と産業構造の発展

コンピュータゲームの歴史と産業構造の発展
コンピュータゲームの歴史、用語の変遷、市場規模や産業構造について、信頼できる資料に基づき詳細に解説する百科事典記事。

📌 主なポイント

  • コンピュータゲームはコンピュータのプログラムや機能を利用して動作するゲームの総称である。
  • 1972年にアタリが発売した『ポン』は、商業的に成功を収めた初期のアーケードゲームの一つである。
  • 日本の総務省が定める日本標準産業分類では、コンピュータゲームのソフトウェア産業は情報通信業(情報サービス業)に分類されている。

コンピュータゲーム(英: computer game)は、コンピュータの機能やプログラムを利用して動作するゲームの総称である。コンピュータと人間の間で行う対話型のゲームや、そのためのプログラム、あるいはハードウェアと一体化したシステム全体を指す。一般にはビデオゲーム(英: video game)や単にゲームとも呼ばれる。

名称と定義の変遷

非電源ゲームをアナログゲームと呼ぶのに対比して、デジタルゲームと呼ばれることもある。歴史的には1975年頃からこの呼称が見られ、テレビ受像機を用いるものはテレビゲームとも称された。1980年代初頭の段階では、テレビを使わない小規模な電子回路によるゲーム機をデジタルゲームと呼ぶなど、用語の定義には揺れが見られた。

日本において「ビデオゲーム」は、原則としてビデオモニターへの出力を前提として開発されたコンピュータゲームの総称として用いられてきた。一方、英語圏ではコンピュータゲーム全般を指して「video game」と呼ぶのが通例であり、「computer game」はパソコン向けゲームを指すことがある。

歴史的展開

初期のコンピュータゲームは研究者や好事家による趣味の領域にあったが、技術の進歩とともに商業的な発展を遂げた。史上初のコンピュータゲームとされるものは1947年に開発された「陰極線管娯楽装置」であり、その後『OXO』や汎用コンピュータ用の『スペースウォー!』などが続いた。

1971年にはノーラン・ブッシュネルらによって世界初のアーケードゲームである『コンピュータースペース』が開発され、翌1972年にはアタリの『ポン』が商業的な成功を収めた。同年には家庭用ゲーム機の先駆けである「オデッセイ」が登場し、1970年代末から1980年代にかけて市場が急拡大した。日本国内においても、1978年の『スペースインベーダー』の登場によりアーケードゲームが一大ブームとなり、1983年のファミリーコンピュータ発売以降は家庭用ゲーム機が広く普及した。

産業と市場規模

コンピュータゲーム産業は、情報通信業や情報サービス業の一部として位置づけられている。市場は設立以降急速な成長を遂げ、パッケージ販売からデジタル配信、モバイルゲームへと主軸が移行している。アジア、北アメリカ、ヨーロッパの3地域が世界の主要な市場を占めており、近年では競技性の高い「エレクトロニック・スポーツ(eスポーツ)」の発展もみられる。

よくある質問

コンピュータゲームとビデオゲームの違いは何ですか?
日本においては、ビデオゲームはビデオモニターへの出力を前提としたコンピュータゲームを指すことが多いですが、英語圏では「video game」がコンピュータゲーム全般を指す通称として広く使われています。
コンピュータゲームの産業分類はどうなっていますか?
日本標準産業分類では、コンピュータゲームのソフトウェア産業は情報通信業、特に情報サービス業に区分されています。

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参考文献

  • 小学館『デジタル大辞泉』「コンピューターゲーム」コトバンク。
  • 三省堂『大辞林』第3版「コンピューターゲーム」コトバンク。
  • 『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』「コンピュータ・ゲーム」コトバンク。