気象学
文字形式汎用気象通報式(CREX)の概要と特徴
世界気象機関(WMO)が規定する国際的な気象通報の方式である文字形式汎用気象通報式(CREX)の構造、制定の背景、特徴について解説します。
📌 主なポイント
- ✓CREXはCharacter Representation for EXchange of dataの略称である。
- ✓世界気象機関(WMO)によって規定され、2000年5月から正式に使用が開始された。
- ✓データ構造はSection 0からSection 4までの5つの大項目で構成されている。
文字形式汎用気象通報式(もじけいしきはんようきしょうつうほうしき、通称:CREX、Character Representation for EXchange of data)とは、世界気象機関(WMO)が規定する国際的な気象通報の方式(気象通報式)の一つである。テキスト(文字)形式でファイルをフォーマット化し、気象データの伝送を行う仕組みを提供している。
制定の背景と位置づけ
従来、気象通報の分野ではSYNOP、SHIP、METARなど多様な専門的・特化した形式が用いられてきた。また、二進データとして伝送する二進形式汎用気象通報式(BUFR)も存在する。CREXは、テキスト形式での気象通報式が乱立することを防ぐ目的でWMOによって規定され、2000年5月から正式に使用が開始された。伝える内容が変則的であり、かつテキスト形式であることが要求されるようなデータに対して主に使用される。
CREXの構成と規定
CREXのデータ構造は、Section 0からSection 4までの5つの大項目によって規定されている。
- Section 0:開始を示す「++」のみが記述される。
- Section 1:データテーブルの形式を指定するグループT(変数:Ttteevv)、データのカテゴリを示すグループA(変数:Annn)、ファイル記述子、チェックディジットの有無を示すE文字、およびセクションの終了を示す「++」から構成される。
- Section 2:Section 1で指定されたファイル記述子に対応する実データを格納する。
- Section 3:追加情報や補助的な内容を「SUPP」で始める(オプション項目)。
- Section 4:終了を示す「7777」のみが記述される。
よくある質問
CREXとは何の略ですか?
Character Representation for EXchange of dataの略称です。日本語では「文字形式汎用気象通報式」と呼ばれます。
CREXはいつから使用されていますか?
世界気象機関(WMO)の規定により、2000年5月から正式に使用が開始されました。
CREXはどのようなデータに用いられますか?
伝える内容が変則的であり、テキスト形式によるデータ伝送が要求される場合に用いられます。
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世界気象機関気象通報BUFR
参考文献
BUFR and CREX glossary