皇室
皇太子妃:定義と役割

皇太子妃の定義、日本の皇室における身位、および歴史的背景について解説します。
📌 主なポイント
- ✓皇太子妃は皇太子の配偶者であり、日本では親王妃の身位を有する。
- ✓皇太子が即位すると、皇太子妃は立后し皇后となる。
- ✓2019年5月1日以降、日本の皇太子は空位であり、皇太子妃も空位である。
皇太子妃(こうたいしひ)とは、皇太子の配偶者である女性、またはその身位を指す称号です。英語では「Crown Princess」と訳されます。君主制をとる国々において、次期君主である皇太子(王太子)の妃として重要な役割を担います。
日本の皇太子妃
日本の皇室における皇太子妃は、東宮妃(とうぐうひ)や春宮妃(はるのみやひ)とも称されます。和語では「ひつぎのみこのみめ」とも呼ばれます。

皇室典範に基づき、皇太子妃は親王妃としての身位を有し、内廷皇族の一員とされます。敬称は「殿下」です。皇太子が即位して天皇となることに伴い、皇太子妃は立后し、皇后となります。皇太子妃が成婚前より内親王や女王であった場合、成婚後も皇后となるまでは、親王妃としての身位と元来の身位を併存して保持します。
皇室典範第14条の規定により、皇太子が薨去した場合や離婚した場合などには、皇族の身分を離れ、皇太子妃としての地位を失うことがあります。

2019年(令和元年)5月1日、皇太子徳仁親王が即位し天皇となったことに伴い、雅子皇太子妃は皇后となりました。現行の皇室典範の下では、これ以降、皇太子は空位となっており、皇太子妃も空位の状態が続いています。
日本国外の王太子妃
日本以外の国々においても、次期君主の配偶者には「王太子妃」や「皇太子妃」の称号が用いられることが一般的です。例えば、中国の歴史においては皇太子妃の称号が用いられてきました。一方で、朝鮮王朝においては、国王の継承者は「王世子」と呼ばれ、その配偶者は「王世子嬪」と称されました。

よくある質問
皇太子妃の敬称は何ですか?
皇室典範により、敬称は「殿下」と定められています。
皇太子妃が皇族の身分を離れるのはどのような場合ですか?
皇室典範第14条に基づき、皇太子との離婚や、皇太子が薨去した際に皇族を離れることを希望した場合、あるいはやむを得ない事情で皇室会議の承認を得た場合などが該当します。
現在の日本の皇太子妃は誰ですか?
2019年5月1日以降、皇太子が空位であるため、皇太子妃も空位となっています。
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参考文献
新村出編『広辞苑 第六版』(岩波書店、2011年)952頁、松村明編『大辞林 第三版』(三省堂、2006年)858頁。