計量単位

立方センチメートル:体積の単位と定義

立方センチメートル:体積の単位と定義
立方センチメートル(cm3)の定義、ミリリットルとの関係、および「cc」という略称の使用に関する国際的な基準や注意点について解説します。

📌 主なポイント

  • 立方センチメートルは体積の単位であり、記号はcm3と表記する。
  • 1cm3は正確に1mL(ミリリットル)と等しい。
  • 国際単位系(SI)では「cc」の使用は認められておらず、cm3またはmLの使用が推奨されている。
  • 医療現場では「cc」の表記が誤認を招く恐れがあるため、使用を避けることが推奨されている。

立方センチメートル(英: cubic centimetre、仏: centimètre cube)は、体積を表す計量単位です。国際単位系(SI)における一貫性のある組立単位である立方メートル(m3)の100万分の1に相当します。

角砂糖
角砂糖の体積は概ね1cm3である。

定義と関係

立方センチメートルは、一辺の長さが1センチメートル(cm)である立方体の体積として定義されます。1cmは0.01メートルであるため、1cm3は(0.01m)3、すなわち0.000001m3(10-6m3)となります。

また、1964年以降、1ミリリットル(mL)は正確に1cm3と定義されています。かつてリットルは純水の質量に基づいた定義がなされていた時期もありましたが、現在は立方デシメートル(dm3)と等価なものとして整理されています。

「cc」という略称について

立方センチメートルを指す略称として「cc」が広く用いられてきましたが、国際単位系(SI)ではこの使用を認めておらず、公式な文書や科学的な測定においては「cm3」または「mL」の使用が義務付けられています。

特に医療現場においては、「cc」という表記が「00」や「U(ユニット)」と誤認されるリスクがあり、投薬ミスを招く可能性があるため、使用を避けるべき「Do Not Use」リストに含まれることが推奨されています。一方で、自動車のエンジン排気量など、一部の産業分野や慣習的な用途では現在も「cc」という表記が広く定着しています。

日本における取り扱い

日本の計量法においても、取引や証明に用いる単位としては「cm3」の使用が望ましいとされています。ただし、自動車の排気量表示など、社会慣習として「cc」が依然として広く使われている場面も存在します。

よくある質問

1cm3と1mLは同じ量ですか?
はい、1964年以降の定義において、1mLは正確に1cm3とされています。
なぜ「cc」を使ってはいけないのですか?
国際単位系(SI)において認められていない単位記号であるためです。また、手書きの際に「00」や「U」と見間違えるリスクがあり、医療現場などでは重大な誤薬事故につながる可能性があるため使用が推奨されません。
自動車の排気量で「cc」が使われるのはなぜですか?
慣習的に広く普及しているためです。ただし、公的な文書や正式な計量においては「cm3」の使用が望ましいとされています。

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国際単位系リットル体積計量法

参考文献

  • 国際単位系(SI)第9版(2019)日本語版、産業技術総合研究所 計量標準総合センター
  • 経済産業省:取引又は証明に該当するか否かに関する質問
  • Brunetti, L., et al. (2007). The Impact of Abbreviations on Patient Safety. The Joint Commission Journal on Quality and Patient Safety.