物理単位
立方メートル:定義と単位の解説

立方メートル(m³)の定義、国際単位系(SI)における位置付け、および関連する単位や換算について解説します。
📌 主なポイント
- ✓立方メートルは、辺の長さが1メートルの立方体の体積と定義される。
- ✓SI単位系における体積の組立単位である。
- ✓記号は「m³」であり、大文字の「M³」は使用できない。
- ✓1立方メートルは、正確に1000リットルに相当する。
立方メートル(英: cubic metre、記号: m³)は、国際単位系(SI)における体積の組立単位です。1立方メートルは、辺の長さが1メートル(m)の立方体が占める体積と定義されています。
単位の定義と記号
立方メートルは、長さの単位であるメートルを3乗したものであり、SIにおける一貫性のある体積の単位として広く用いられています。単位記号は「m³」と表記されます。大文字の「M³」を用いることは、SI接頭語のメガ(M)と混同される可能性があるため、国際的な規則により認められていません。
日本における呼称と計量法
日本では「立方メートル」のほか、メートルを「米」と表記することから「立方米」とも呼ばれます。また、現場や実務の場では「立米(りゅうべい)」や「リューベ」という呼称が慣用的に使用されることがあります。ただし、日本の計量法においては、これらの呼称は取引や証明に使用することはできません。
倍量・分量単位
立方メートルの倍数単位や分量単位は、メートルに対して接頭辞を付加することで構成されます。例えば、1辺が1センチメートルの立方体の体積である「立方センチメートル(cm³)」は、1立方メートルの100万分の1(10⁻⁶ m³)に相当します。
関連する単位との関係
かつて薪の計量などに用いられた「ステール(st)」は、1立方メートルと等しい単位でしたが、現在では国際的に非推奨となっています。また、リットル(L)はSI併用単位であり、1964年以降は1立方メートルが正確に1000リットルと定義されています。
技術的な表記
工学分野において、標準状態(0°C、101.325 kPa)における気体の体積を表す際には、慣例的に「Nm³」という表記が用いられることがあります。これは「ノルマル立方メートル」と読み、基準状態に換算された体積であることを示します。
よくある質問
「立米(りゅうべい)」は正式な単位ですか?
いいえ、立米は慣用的な呼称であり、日本の計量法において取引や証明に使用することは認められていません。
1立方メートルは何リットルですか?
1立方メートルは、正確に1000リットルです。
Nm³とは何ですか?
標準状態(0°C、101.325 kPa)に換算した気体の体積を表す際に用いられる慣用的な表記です。
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参考文献
- 計量単位令 別表第一 項番11、体積、立方メートルの欄
- BIPM著、産業技術総合研究所 計量標準総合センター 訳『国際単位系(SI)第9版(2019)日本語版』産業技術総合研究所 計量標準総合センター、2020年3月、130頁。