日本の企業
CYBERDYNE株式会社:サイバニクス技術とロボット開発

CYBERDYNE株式会社は、筑波大学発のベンチャー企業であり、サイバニクス技術を用いた装着型サイボーグ「HAL」の研究開発・製造で知られています。
📌 主なポイント
- ✓2004年に筑波大学教授の山海嘉之が設立したベンチャー企業である。
- ✓装着型サイボーグ「HAL」の開発・製造で知られ、医療機器としての承認も受けている。
- ✓社名は研究分野である「サイバニクス」と「ダイン」を組み合わせたものである。
CYBERDYNE株式会社(サイバーダイン、英: CYBERDYNE, Inc.)は、茨城県つくば市に本社を置く、サイバニクス(Cybernics)技術に関連する研究開発、製造、販売、保守管理を行う企業です。2004年に筑波大学教授の山海嘉之によって設立されました。

概要と技術
同社は、人間とロボットが融合する技術体系である「サイバニクス」を基盤としています。代表的な製品である「HAL(Hybrid Assistive Limb)」は、装着者の生体電位信号を読み取り、身体機能を拡張・増幅・補助する世界初のサイボーグ型ロボットとして知られています。
HALは、医療や福祉の現場で歩行支援などに活用されており、2015年には厚生労働省より医療機器としての製造販売承認を取得しました。同社は製品の提供において、技術の進化が早いためユーザーが常に最新の機種を利用できるよう、主にレンタルやリース方式を採用しています。
社名の由来
社名は映画『ターミネーター』シリーズに登場する架空の企業名に由来しています。創業者である山海嘉之は、自身の研究分野である「サイバニクス(Cybernics)」と、力を意味する「ダイン(Dyne)」を組み合わせた造語であると説明しています。
沿革
- 2004年6月:会社設立。
- 2007年:産学官連携功労者表彰経済産業大臣賞を受賞。
- 2014年3月:東京証券取引所マザーズ(現・グロース)市場に上場。
- 2015年11月:HALの医療機器としての製造販売が承認。
- 2017年:第3回日本ベンチャー大賞内閣総理大臣賞を受賞。
- 2020年4月:一般・スポーツ分野の事業拡充のため、新会社「MOVETEX株式会社」を設立。
よくある質問
CYBERDYNEの主な事業は何ですか?
サイバニクス技術を用いた医療福祉機器およびシステムの開発、製造、販売、保守管理を行っています。
HALとはどのような製品ですか?
装着者の生体電位信号を読み取り、身体機能を拡張・増幅・補助する装着型サイボーグ型ロボットです。
なぜ製品を販売ではなくレンタルで提供しているのですか?
技術の進化が早いため、ユーザーが常に最新の機種を利用できるようにし、製品の管理と安全性を確保するためです。
関連記事
サイバニクスパワードスーツ筑波大学ロボット工学
参考文献
- CYBERDYNE株式会社 IR情報 2021年3月期有価証券報告書
- 日本経済新聞「筑波大発VBの装着型ロボ、医療機器に初承認」(2015年11月26日)
- 経済産業省「第3回『日本ベンチャー大賞』の受賞者を決定しました!」(2017年2月20日)