鉄道
チェコ国鉄スーパーシティ:ペンドリーノを活用した看板特急列車

チェコ国鉄(ČD)が運行する優等列車「スーパーシティ(Super City)」の歴史、運行区間、使用される680系ペンドリーノ車両について解説する百科事典記事です。
📌 主なポイント
- ✓スーパーシティ(Super City)は、チェコ国鉄(ČD)が運行する看板列車の種別である。
- ✓イタリアのフィアット社製ペンドリーノである680系車両(7両編成)が使用されている。
- ✓2004年11月の試運転において、チェコの鉄道における最高速度記録である時速237kmをマークした。
スーパーシティ(Super City、略称:SC)は、チェコ共和国の国有鉄道であるチェコ国鉄(ČD、České dráhy)が運行する特急列車、およびその列車種別である。同社の看板列車として位置づけられており、イタリアのフィアット社(当時)が開発した車体傾斜式車両「ペンドリーノ」が使用されている。

運行の背景と目的
山がちな国土を持つチェコにおいて、チェコ国鉄は多額の費用を要する高速新線の新規建設を行わず、既存のインフラを活用しつつ主要都市間の所要時間を短縮する手段として、振り子式車両による高速化を選択した。イタリアのフィアット社製ペンドリーノ技術を採用した680系電車を導入し、2005年に「スーパーシティ」としての営業運転を開始した。
列車データと運行区間
運行開始当初は首都プラハと東部の主要都市オストラヴァを結ぶ国内系統が中心であったが、その後オーストリアのウィーンやスロバキアのブラチスラバといった国外都市へも運行範囲を広げた。
- 運営主体: チェコ国鉄(ČD)
- 使用車両: 680系電車(イタリア・フィアット社製ペンドリーノ)
- 編成: 7両編成(1等車2両、2等車4両、ビュフェ車両1両)
- 運行開始: 2005年
車両と設備
列車は7両編成で構成されており、車内は1等車と2等車ともに3列配置の座席レイアウトが採用されている。座席のモケットカラー(1等車は赤系統、2等車は青系統)を除き、基本的な設備面での大きな差異はない。なお、スーパーシティに乗車する際は、通常の乗車券に加えて追加料金と座席指定が必要となる。
最高速度の記録
営業運転開始前の2004年11月18日、ブルノ〜ブジェツラフ間の試運転において、チェコの鉄道史上最高速度となる時速237kmを記録している。
よくある質問
スーパーシティとはどのような列車ですか?
チェコ国鉄(ČD)が運行する看板特急列車であり、イタリア・フィアット社製のペンドリーノ(680系車両)を使用しています。
どの国や都市の間を運行していますか?
主にチェコ国内のプラハとオストラヴァを結ぶほか、オーストリアのウィーンやスロバキアのブラチスラバへも直通運行が行われてきました。
車両の編成や座席の特徴は何ですか?
7両編成で構成されており、1等車と2等車の双方が3列シートとなっています。乗車には追加料金と予約が必要です。
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参考文献
チェコ国鉄(ČD)公式資料および関連鉄道統計データ