だるまさんがころんだ(子供の遊び)

📌 主なポイント
- ✓「だるまさんがころんだ」は、鬼が掛け声を唱えている間だけ移動できる鬼ごっこの一種である。
- ✓掛け声の「だるまさんがころんだ」は10文字(10拍)の数え歌に由来し、地域によって異なるフレーズが存在する。
- ✓「動かないこと」を要求されるゲーム性から、身体制御や集中力を養う遊びとして親しまれている。
- ✓類似の遊びは世界各地に存在し、韓国の「ムクゲの花が咲きました」などがその例である。
だるまさんがころんだは、日本で古くから親しまれている鬼ごっこの一種です。鬼役が「だるまさんがころんだ」という掛け声を唱えている間だけ、他の参加者が鬼に近づくことができるというルールが特徴的です。この遊びは、鬼の監視をかいくぐって目標に到達するというスリルから、多くの地域で世代を超えて遊ばれてきました。
基本的なルール
この遊びは、一人の「鬼」と、多数の「参加者」に分かれて行われます。基本的な進行は以下の通りです。
- 鬼の役割:鬼は壁や柱などの自陣に立ち、参加者に背を向けます。掛け声を唱えている間は参加者を見てはならず、唱え終わった瞬間に振り返ります。
- 参加者の役割:鬼が掛け声を唱えている間だけ、鬼に向かって移動することができます。鬼が振り返った瞬間に動いてはいけません。
- 勝敗の判定:鬼が振り返った際に動いていると判断された参加者は、捕虜として鬼の陣内に留まることになります。参加者の誰かが鬼にタッチすると、捕虜は解放され、鬼以外の参加者は逃げることができます。
「動くこと」ではなく「静止すること」が求められるため、身体制御や集中力を養う遊びとしても知られています。
掛け声のバリエーション
「だるまさんがころんだ」というフレーズは、10拍の数え歌の代用として定着したものです。地域や年代によって、この掛け声には多様なバリエーションが存在します。例えば、近畿地方では「坊さんが屁をこいた」、関東地方の一部では「インディアンのふんどし」といった言葉が使われることもありました。これらは、遊びの呼び名そのものが地域によって異なる要因ともなっています。
派生ルールと「だるまさんの一日」
基本ルールのほかに、地域やグループごとのローカルルールが数多く存在します。その一つに「だるまさんの一日」があります。これは、鬼が「だるまさんが○○した」と特定の行動(例:ご飯を食べた、寝た)を指示し、参加者がその動作を演技しながら近づくという遊びです。静止する代わりに、いかに指示された行動を面白く表現できるかが重視されます。
世界の類似の遊び
鬼が一定のタイミングで振り返り、その間に参加者が近づくという形式の遊びは、日本以外でも世界各地で見られます。例えば、韓国には「ムクゲの花が咲きました(ムグンファコッチ ピオッスムニダ)」という類似の遊びが存在します。また、スペインやメキシコなどでも同様の形式の遊びが確認されており、子供たちの間で普遍的な遊びの構造であることが伺えます。
よくある質問
「だるまさんがころんだ」の掛け声はなぜ10文字なのですか?
動いたと判断される基準は何ですか?
「だるまさんの一日」とはどのような遊びですか?
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参考文献
- もっと! コリア (Motto! KOREA), O2CNI株式会社, 2014年4月29日.
- 日本国語大辞典等の辞書における「鬼の居ぬ間の洗濯」の解説.