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ブラジルの航空機メーカー:エンブラエルの概要と歴史

ブラジルの大手航空機メーカーであるエンブラエル(EMBRAER)の歴史、民営化の経緯、代表的な機体リストについて解説する百科事典記事。
📌 主なポイント
- ✓エンブラエルは1969年にブラジルの国営企業として設立された。
- ✓1994年12月に民営化され、民間資本のもとで経営立て直しが行われた。
- ✓小型ジェット旅客機や軍用機、ビジネスジェットなど多様な航空機を製造している。
エンブラエル(Empresa Brasileira de Aeronáutica S.A.)は、ブラジルのサンパウロ州サン・ジョゼ・ドス・カンポスに本拠地を置く世界的な航空機メーカーである。民間用の旅客機やビジネスジェットのほか、軍用機などの開発・製造を手がけている。
歴史
国営企業としての誕生と初期の開発
エンブラエルは1969年にブラジルの国営航空機メーカーとして設立された。ブラジル空軍の航空技術研究所の技術者によって双発プロペラ旅客機「EMB 110 バンデランテス」が開発され、1972年に初飛行を行った。

その後も「EMB 121 シング」や小型ターボプロップ機の「EMB 120 ブラジリア」、練習機である「EMB-312 ツカノ」などを相次いで発表した。


経営危機と民営化
国営時代は赤字経営が続いていたが、1990年代初頭の湾岸戦争にともなう航空産業の低迷や開発費用の負担から経営状態がさらに悪化した。根本的な解決を図るため、ブラジル政府は同社の民営化を決定した。
1994年12月に民間企業による買収が行われた後、経費削減や組織の体質改善が進められた。さらに、小型ジェット旅客機「ERJ 145」などの開発と販売が成功を収め、数年で黒字化を達成した。

近年の動向と新たな展開
民営化以降、民間機だけでなく軍用機やビジネスジェット市場への参入も果たし、国際的なシェアを拡大した。日本国内の航空会社でも同社の機体が導入されている。

また、軍用機分野では各種哨戒機や輸送機の開発を行っているほか、ビジネスジェットの分野でも実績を重ねている。


2020年には電動垂直離着陸機(eVTOL)の開発を目指す子会社を設立するなど、次世代のモビリティ分野への展開も進められている。
よくある質問
エンブラエルはどこの国の企業ですか?
ブラジルの企業であり、サンパウロ州サン・ジョゼ・ドス・カンポスに本拠地を置いています。
エンブラエルはいつ設立されましたか?
1969年にブラジルの国営航空機メーカーとして設立されました。
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参考文献
ブラジル日本商工会議所「エンブラエルは米国でもエグゼクチブジェット機生産」2011年5月17日;日本経済新聞 電子版各種報道。