日本の元号

延長 (元号)

延長(えんちょう)は、平安時代の日本の元号の一つ。923年から931年まで、醍醐天皇および朱雀天皇の御代に用いられました。

📌 主なポイント

  • 延長は923年から931年まで使用された日本の元号である。
  • 元号の出典は『文選』の「永延長兮膺天慶」という一節である。
  • 延長年間には『延喜式』が完成し、清涼殿落雷事件が発生した。

延長(えんちょう)は、日本の元号の一つ。延喜の後、承平の前にあたり、923年から931年までの期間を指す。この期間は醍醐天皇および朱雀天皇の治世と重なる。

改元

延喜23年閏4月11日(ユリウス暦923年5月29日)、改元が行われた。その後、延長9年4月26日(ユリウス暦931年5月16日)に承平へと改元された。

出典

元号の出典は『文選』東都賦、および白雉詩にある「彰皇徳兮侔周成、永延長兮膺天慶」という一節に基づく。醍醐天皇の勅勘により選定された。

主な出来事

延長年間には、平安時代の政治や文化に影響を与える重要な出来事が複数発生した。

  • 政治体制の変化藤原忠平が左大臣に昇進し、藤原定方が右大臣に就任した。また、かつて排斥された菅原道真が右大臣に復し、正二位を追贈された。
  • 皇位継承と摂関の復活:皇太孫である慶頼王の薨去を経て、寛明親王(後の朱雀天皇)が立太子した。延長8年(930年)には醍醐天皇が譲位し、朱雀天皇が即位。これに伴い、藤原忠平が摂政となり、藤原基経以来39年ぶりに摂関が置かれた。
  • 文化・制度の編纂:延長5年(927年)12月、藤原忠平らによって『延喜式』が完成した。
  • 清涼殿落雷事件:延長8年(930年)6月26日、清涼殿において落雷が発生。菅原道真の排斥に関わったとされる藤原清貫らが死去した。この事件の直後、醍醐天皇も発病し、同年9月に崩御した。

よくある質問

延長の元号はいつからいつまでですか?
西暦923年から931年までの期間です。
延長の元号の由来は何ですか?
『文選』東都賦および白雉詩にある「彰皇徳兮侔周成、永延長兮膺天慶」という一節から採用されました。
延長年間に完成した重要な法典は何ですか?
延長5年(927年)に『延喜式』が完成しました。

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参考文献

  • 『日本年号大辞典』
  • 『国史大辞典』