宇宙開発
EROS (地球観測衛星)
イスラエルのImageSat Internationalが所有・運用する商用地球観測衛星シリーズ「EROS」の概要、EROS A、EROS Bなどの衛星の軌道や特徴について解説します。
📌 主なポイント
- ✓EROSはイスラエルのImageSat Internationalが所有・運用する商用地球観測衛星シリーズである。
- ✓衛星の設計と製造はイスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)が担当している。
- ✓EROS AおよびEROS Bは、いずれもスヴォボードヌイ宇宙基地からスタールト1ロケットによって打ち上げられた。
EROS(Earth Resources Observation Satellite)は、イスラエルの商用地球観測衛星シリーズである。ImageSat Internationalによって所有および運用が行われている。
概要と製造
EROSシリーズの衛星は、イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)が設計・製造を担当しており、搭載される光学機器はEl-Opによって提供されている。シリーズの初期機体として、EROS AとEROS Bがそれぞれ2000年と2006年に打ち上げられた。
EROS A
2000年12月5日に、スヴォボードヌイ宇宙基地からスタールト1ロケットによってEROS-A1が打ち上げられた。その軌道は高度508km、軌道傾斜角97.3度の太陽同期極・円軌道であり、周回周期は94.8分である。CCDカメラを搭載しており、地表分解能は0.70mを誇る。
日本国内では、広島工業大学と財団法人広島地球環境情報センターが、EROS Aからの直接受信処理および画像生成に関する共同研究を行っていた経緯がある。なお、計画されていたEROS-A2の打ち上げはキャンセルされた。
EROS B
2006年4月25日、EROS Aと同様にスヴォボードヌイ宇宙基地からスタールト1によってEROS-B1が打ち上げられた。軌道要素はEROS-A1と同様であり、CCDカメラを搭載し地表分解能は0.70mである。なお、後続のEROS-B2、B3、B4の計画はすべてキャンセルされた。
EROS C
EROS Cについては、当初2008年の打ち上げが予定されていたが、その後も打ち上げ時期の変更や計画の調整が行われ、地表分解能の向上が図られることになっていた。
よくある質問
EROS衛星シリーズは誰が所有・運用していますか?
ImageSat Internationalによって所有および運用されています。
EROS AとEROS Bの地表分解能はどのくらいですか?
どちらの衛星もCCDカメラを搭載しており、地表分解能は0.70mです。
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参考文献
財団法人リモート・センシング技術センター EROS A / EROS B / EROS C 資料. Gunter's Space Page EROS-A 1, 2 / EROS B.