高速道路の構造と歴史に関する概要

📌 主なポイント
- ✓世界で最初に一般車両が高速走行できる自動車専用道路が建設されたのは、1924年のイタリアである。
- ✓日本では1963年7月16日に名神高速道路の一部区間(栗東IC - 尼崎IC間)が初開通した。
- ✓高速道路は平面交差を廃し、原則として信号機や交差点を設けず、他の道路や鉄道とは立体交差されている。
高速道路(こうそくどうろ、英語: expressway)とは、自動車が高速かつ安全に走行できるように設計・整備された自動車専用の道路のことである。
概要
高速道路は、自動車が高速に走行でき、安全に走行できるように設計・整備された道路であり、安全のために自動車専用道路とし、平面交差を廃し、立体交差を使う。通常、高速道路に関して法規を制定し、走行してよい車両を限定し、何らかのゲートを設置したり入口に道路標識を表示することで、一般道路から歩行者や自転車や、低速でしか走行できない小排気量の車両などが進入することを防ぐ。
国や地域によって名称や規格などは異なっている。高速道は国や地域の道路網の基幹・中核を担う役割を担っており、平行して走る一般道路の渋滞緩和の効果ももたらす。
歴史
高速道路の前段階
高速道路の前段階にあたる道路として、1908年にアメリカにおいて「世界初の自動車専用道路」とされるロング・アイランド・モーター・パークウェイがニューヨークで開通した。
高速道路の始まり
1924年にイタリアでミラノとコモ湖とマッジョーレ湖を結ぶ「湖の高速道路」が開通した。これが「一般車両が高速走行できる自動車専用道路として世界で最初のもの」とされる。
一方ドイツでは、1932年にアウトバーンのボン - ケルン線が初開通し、第二次世界大戦前までに3859キロメートルの高速道路網を完成させていった。
世界に広まる高速道路
アメリカでは、1940年にペンシルベニア州のペンシルベニア・ターンパイク開通を皮切りに高速道路時代に入り、発展をみせていくこととなった。イギリスでは陸上交通が鉄道を中心に発達したため、本格的な高速道路建設が始められたのは1957年以降のことであった。日本においても、1963年7月16日に日本初となる高速自動車国道として、名神高速道路の栗東IC - 尼崎ICが開通した。
幾何構造
高速道路は高速走行を容易にするため、設計上カーブの曲率や勾配を緩和した線形としている。また、対向車線の自動車との衝突をさけるために中央分離帯が設けられ、故障した場合に停車できるように路肩のスペースも広く設けられている場合が多い。
高速道路は原則として信号機や交差点を極力設けないなど他の道路とは独立しており、他の道路や鉄道とは立体交差されている。高速道路への流入はインターチェンジ(IC)を用いる。高速道路同士での交差は、ジャンクション(JCT)と呼ばれる。
休息用のエリア
安全走行のために通常、高速道路の路肩には原則として駐車・停車してはいけない規則が制定されている。一般道とは異なり路肩に駐停車して休息することができないかわりに、高速道路ではパーキングエリア(PA)やサービスエリア(SA)といった休憩スペースが設けられている。
頻繁な質問と回答
よくある質問
高速道路とはどのような道路ですか?
世界初の高速道路はどこで建設されましたか?
日本初の高速道路の開通はいつですか?
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参考文献
- 浅井建爾 『道と路がわかる辞典』 日本実業出版社、2001年。
- 浅井建爾 『日本道路史』 2015年。