社会運動・環境問題
フライトシェイム:環境運動と航空業界への影響

2018年にスウェーデンで始まった飛行機の利用に反対する環境社会運動「フライトシェイム(フリーグスカム)」の背景と影響について解説します。
📌 主なポイント
- ✓フライトシェイム(フリーグスカム)は2018年にスウェーデンで始まった飛行機利用に反対する環境運動である。
- ✓運動の背景には、商用航空機による二酸化炭素排出などの環境負荷を軽減する狙いがある。
- ✓運動の拡大に伴い、スウェーデンやドイツなどでは国内線の利用客数が減少傾向を示した。
- ✓2020年のCOVID-19の世界的流行による航空便の激減により、運動の影響は一時的な変化を見せた。
フライトシェイム(英語: flight shame)、スウェーデン語で「飛ぶことの恥」を意味するフリーグスカム(スウェーデン語: flygskam)、または「飛び恥」とは、2018年にスウェーデンで発祥し、翌年北ヨーロッパをはじめとする地域へ広がった、飛行機の利用を抑制しようとする社会運動である[1]。この運動は、航空機から排出される炭素量を削減し、気候変動を阻止することを目指している[1]。
運動の起源と背景
2017年、スウェーデンの歌手であるスタッファン・リンドバリがこの言葉を作ったと報じられている。その後、バイアスロンのオリンピック金メダリストであるビュルン・フェッリや、環境活動家のグレータ・トゥーンベリの母親でありオペラ歌手であるマレーナ・エルンマンらが飛行機利用の停止を公言した。グレータ・トゥーンベリ自身の活動も相まって、この考え方はスウェーデンの著名人の間に広がり、2019年には英語圏のメディアでも主流として取り上げられるようになった[1]。商用便による二酸化炭素排出量は世界全体の約2.5%を占めるとされ、飛行機雲や窒素酸化物なども環境に影響を与える要因として指摘されている[4]。運動の広がりを受け、航空業界側も対策を迫られるようになった。
よくある質問
フライトシェイムとは何ですか?
飛行機を利用することが環境負荷につながるという意識から、飛行機の利用を控えようとするスウェーデン発祥の社会運動です。
いつどこで始まった運動ですか?
2018年にスウェーデンで始まり、その後北ヨーロッパやドイツなどへ広がりました。
鉄道自慢(tågskryt)とは何ですか?
フライトシェイム運動から派生した言葉で、飛行機ではなく環境負荷の比較的低い鉄道を利用して旅行することを推奨する動きです。
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参考文献
- Coffey, Helen (2019年6月5日). “What is ‘flygskam’? Everything you need to know about the environmental movement that’s sweeping Europe”. The Independent.
- Cerullo, Megan (2019年10月3日). “