宇宙開発
フォルモサット1

台湾初の科学実験衛星であるフォルモサット1(FORMOSAT-1 / ROCSAT-1)の概要、打ち上げ、搭載装置、運用実績について解説する百科事典記事。
📌 主なポイント
- ✓フォルモサット1は台湾初となる科学実験衛星である。
- ✓1999年1月27日にアメリカのケープカナベラル空軍基地からアテナIによって打ち上げられた。
- ✓電離層と大洋の観測を目的とし、2004年6月16日に運用を終了した。
フォルモサット1(FORMOSAT-1、中国語: 福爾摩沙衛星一號)は、台湾初の科学実験衛星である。初期の名称はROCSAT-1(Republic Of China Satellite-1)と称された。台湾の国家宇宙センター(NSPO)によって運用され、電離層や大洋の観測を主な目的とした地球観測衛星である。

概要と開発
宇宙機および搭載装置は、台湾の国家宇宙センター(NSPO)とアメリカのTRW社との共同によって開発された。機体は六角柱型を採用し、2枚の太陽電池パネルを搭載している。本体寸法は高さ2.1 m、直径1.1 mであり、質量は401.0 kg、発生電力は450.0 Wであった。
1999年1月27日00:34:02(UTC)に、アメリカ合衆国のケープカナベラル空軍基地からアテナIロケットによって打ち上げられた。軌道は地球周回円軌道で、近点高度は約589.0 km、遠点高度は約601.0 km、軌道傾斜角は35.0°、軌道周期は約91.4分であった。
搭載装置
フォルモサット1には、以下の3つの主要な装置が搭載された。
- ECP(Experimental Communication Payload):実験用通信ペイロード
- IPEI(Ionosphere Plasma Electrodynamics Instrument):電離層プラズマ電気力学観測装置
- OCI(Ocean Color Imager):海洋色観測イメージャ
運用終了と影響
打ち上げ以降、電離層や大洋の観測データの収集を行い、2004年6月16日に正式にミッションを終了した。また、2002年に発行された2000台湾元の紙幣には、本衛星であるフォルモサット1が描かれている。
よくある質問
フォルモサット1の別の名称は何ですか?
打ち上げ前の初期名称としてROCSAT-1(Republic Of China Satellite-1)とも呼ばれていました。
フォルモサット1はいつ打ち上げられましたか?
1999年1月27日00:34:02(UTC)に打ち上げられました。
どのような装置が搭載されていましたか?
実験用通信ペイロード(ECP)、電離層プラズマ電気力学観測装置(IPEI)、海洋色観測イメージャ(OCI)が搭載されていました。
関連記事
FORMOSAT-2FORMOSAT-3/COSMIC地球観測衛星国家宇宙センター
参考文献
NASA - ROCSAT
GlobalSecurity - ROCSAT-1
GlobalSecurity - ROCSAT-1