地学・岩石学

斑れい岩の基礎知識と特徴

斑れい岩の基礎知識と特徴
深成岩の一種である斑れい岩の鉱物組成や特徴、語源について分かりやすく解説します。

📌 主なポイント

  • ✓斑れい岩は地下深くでマグマが固まった深成岩の一種である。
  • ✓火山岩の玄武岩に対応する深成岩である。
  • ✓有色鉱物の輝石や角閃石を多く含み、全体的に黒っぽい特徴を持つ。

斑れい岩(はんれいがん、英語: gabbro)は、マグマが地下深くでゆっくりと冷却されて固まった深成岩の一種であり、火山岩である玄武岩に対応する地下の岩石です。

斑れい岩
斑れい岩

鉱物組成と分類

有色鉱物として角閃石や輝石を多く含んでおり、岩石全体として黒っぽい外観を持ちます。無色鉱物の大部分は斜長石であり、石英やアルカリ長石はほとんど含まれません。

深成岩の QAPF図 ; Q: 石英 、A: アルカリ長石 、P: 斜長石 、F: 準長石
深成岩の QAPF図 ; Q: 石英 、A: アルカリ長石 、P: 斜長石 、F: 準長石

閃緑岩との識別は、斜長石に含まれる灰長石成分の比率によって行われます。

語源と歴史

イタリアの石材名である"gabbro"に由来し、1810年にフォン・ブーフによって岩石名として定着しました。日本語の訳語は、明治時代に小藤文次郎によって作られ、黒い玄米や黒斑点のある様子にちなんでいます。

よくある質問

斑れい岩とはどのような岩石ですか?
マグマが地下深くで冷却されてできた深成岩の一種であり、玄武岩に対応する岩石です。
斑れい岩の主な鉱物組成は何ですか?
輝石や角閃石などの有色鉱物を多く含み、無色鉱物としては主に斜長石から構成されています。

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参考文献

久城育夫、荒牧重雄、青木謙一郎『日本の火成岩』岩波書店、1989年、ISBN 4-00-005766-9。
豊遙秋・青木正博『検索入門 鉱物・岩石』保育社、1996年、ISBN 4-586-31040-5。