無機化合物

水酸化ガリウム(III)

水酸化ガリウム(III)
水酸化ガリウム(III)(Ga(OH)3)の化学式、物理的性質、両性としての化学反応、および加熱分解に関する事典記事。

📌 主なポイント

  • 化学式は Ga(OH)3 である。
  • 水に不溶であるが、酸および塩基の水溶液に容易に溶解する両性物質である。
  • 加熱により水を失い、酸化ガリウム(III)に変化する。

水酸化ガリウム(III)(すいさんかガリウム(III)、Gallium(III) hydroxide)は、化学式 Ga(OH)3 で表されるガリウムの水酸化物であり、無機化合物の一つである。

物理的性質と識別情報

水に不溶であるが、酸やアルカリには可溶である。モル質量は 120.7437 g/mol であり、CAS登録番号は 12023-99-3 である。

  • CAS登録番号:12023-99-3
  • PubChem CID:10154045
  • CompTox Dashboard:DTXSID90152744

化学的性質

酸化ガリウム(III)は両性物質であり、水酸化アルミニウムよりも酸性が強い性質を示す。酸および塩基の水溶液に容易に溶解する傾向がある。

水酸化ガリウム(III)と水素イオンの反応式
水酸化ガリウム(III)と水素イオンによるガリウムイオンの生成反応
水酸化ガリウム(III)の水酸化物イオンとの反応式
水酸化物イオンとの反応によるテトラヒドロキシドガリウム酸イオンの生成

また、水酸化アンモニウムにも可溶である。

熱分解

加熱処理を行うことによって脱水反応が起こり、水を失うことで酸化ガリウム(III)へと変化する。

水酸化ガリウム(III)の加熱による酸化ガリウム(III)への熱分解反応式
加熱による酸化ガリウム(III)および水への分解反応

よくある質問

水酸化ガリウム(III)の化学式は何ですか?
化学式は Ga(OH)3 です。
水酸化ガリウム(III)は水に溶けますか?
水には不溶ですが、酸やアルカリには可溶です。
水酸化ガリウム(III)を加熱するとどうなりますか?
加熱により脱水し、酸化ガリウム(III)になります。

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参考文献

PubChem CID: 10154045, ECHA InfoCard: 100.031.521, CompTox Dashboard: DTXSID90152744.