日本の元号
元亨 (日本)
日本の元号の一つである元亨(げんきょう)について解説。1321年から1324年までの期間、後醍醐天皇の治世、改元の背景や主な出来事を紹介します。
📌 主なポイント
- ✓元亨は日本の元号の一つで、1321年から1324年までの期間に該当する。
- ✓治世の天皇は後醍醐天皇、鎌倉幕府の執権は北条高時であった。
- ✓改元にあたっては辛酉革命説だけでなく、徳政推進の観点からの議論も存在した。
- ✓元号の典拠は中国の古典『周易』である。
元亨(げんきょう)は、日本の元号の一つ。元応の後、正中の前。1321年から1324年までの期間を指す。この時代の天皇は後醍醐天皇、鎌倉幕府将軍は守邦親王、執権は北条高時である。
改元の背景
元応3年2月23日(ユリウス暦1321年3月22日)、辛酉革命に当たるため改元が行われた。しかし、『柳原家文書』所収の元亨改元に関する議論では、吉田定房や北畠親房、洞院公賢らの諸公卿が辛酉革命説を批判し、徳政推進の観点から改元を行うことを後醍醐天皇に進言した記録が残されている。これは当時日本に伝来していた宋学の影響とも指摘されている。
由来
元号の出典は『周易』のの一節である「其徳剛健而文明、応乎天時而行、是以元亨」に基づく。
元亨期の主な出来事
元亨期には朝廷政治や文化面で重要な出来事が発生した。
- 1321年(元亨元年):虎関師錬が『元亨釈書』を撰進した。また、津軽安東氏と蝦夷の争いが激化した。
- 1324年(元亨四年):後宇多法皇の崩御に伴い院政が停止され、後醍醐天皇が親政を開始した。これに際して記録所の再興や新関の廃止が行われた。
よくある質問
元亨の期間はいつからいつまでですか?
西暦1321年から1324年までの期間です。
元亨の由来となった典拠は何ですか?
中国の古典である『周易』の記述から採られています。
元亨期に在位していた天皇は誰ですか?
後醍醐天皇です。
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参考文献
村田正志・松本周二『吉田定房事蹟』(吉田定房事蹟顕彰会、1940年、非売品。のち、『村田正志著作集 第3巻続々南北朝史論』(思文閣出版、1983年)所収)