日本の歴史
元暦という日本の元号について
日本の歴史における元号の一つである元暦の期間、改元の背景、源平合戦などの主な出来事について解説する百科事典記事です。
📌 主なポイント
- ✓元暦は日本の元号の一つで、寿永の後、文治の前に位置する。
- ✓使用期間は西暦1184年から1185年までであり、当時の天皇は後鳥羽天皇である。
- ✓元暦2年3月24日に壇ノ浦の戦いが発生し、平家が滅亡した。
- ✓元暦2年7月9日には京都盆地北東部を震源とするマグニチュード7.9と推定される元暦大地震が起きた。
元暦(げんりゃく、旧字体: 元曆)は、日本の元号の一つである。寿永の後、文治の前にあたる。使用された期間は1184年から1185年までの期間を指し、この時代の天皇は後鳥羽天皇であった。
源氏と平家の争乱の最中に制定された元号であるが、平家方ではこの元号を使用せず、引き続き「寿永」の元号を使用していたという歴史的経緯がある。
改元
寿永3年4月16日(ユリウス暦1184年5月27日)に改元が行われ、元暦2年8月14日(ユリウス暦1185年9月9日)に文治へと改元された。
元号の出典は、『尚書考霊耀』の記述「天地開闢、元暦紀名、月首甲子冬至、日月若懸璧、五星若編珠」に基づいている。
元暦期におきた主な出来事
元暦の期間中には、日本史において重要な意味を持つ以下の出来事が起きた。
- 元暦2年(寿永4年)2月19日:屋島の戦いが行われた。
- 元暦2年3月24日:壇ノ浦の戦いにより、平家が滅亡した。
- 元暦2年7月9日:京都盆地北東部を震源とする元暦大地震が発生した。地震の規模はマグニチュード7.9と推定されている。
西暦との対照表
| 元暦元年(甲辰) | 一月※ | 二月 | 三月※ | 四月※ | 五月 | 六月※ | 七月 | 八月 | 九月※ | 十月 | 十一月 | 十二月※ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 寿永三年 | 1184/2/14 | 3/14 | 4/13 | 5/12 | 6/10 | 7/10 | 8/8 | 9/7 | 10/7 | 11/5 | 12/5 | 1185/1/4 |
| 元暦二年(乙巳) | 一月 | 二月※ | 三月 | 四月※ | 五月※ | 六月 | 七月※ | 八月 | 九月※ | 十月 | 十一月 | 十二月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 寿永四年 | 1185/2/2 | 3/4 | 4/2 | 5/2 | 5/31 | 6/29 | 7/29 | 8/27 | 9/26 | 10/25 | 11/24 | 12/24 |
※は小の月を示す。
よくある質問
元暦の期間はいつからいつまでですか?
ユリウス暦で1184年から1185年までの期間を指します。
元暦という元号の由来は何ですか?
『尚書考霊耀』の記述が出典とされています。
元暦の時代に起きた主な戦いは何ですか?
屋島の戦いや、平家が滅亡した壇ノ浦の戦いなどがあります。
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参考文献
水野章二「中世の災害」/ 北原糸子編著『日本災害史』吉川弘文館 2006年 148ページ