言語学
ゲルマン語派の言語学的特徴と下位分類

インド・ヨーロッパ語族に属するゲルマン語派の言語学的特徴、東・北・西ゲルマン語群への下位分類、歴史的背景について解説します。
📌 主なポイント
- ✓ゲルマン語派はインド・ヨーロッパ語族の一語派である。
- ✓言語群は大きく東ゲルマン語群、北ゲルマン語群、西ゲルマン語群の三つに分類される。
- ✓東ゲルマン語群に属する言語は現在すべて死語となっている。
ゲルマン語派(ゲルマンごは、英: Germanic languages)は、インド・ヨーロッパ語族に含まれる語派の一つである。共通の祖語であるゲルマン祖語から分化した諸言語を指し、英語、ドイツ語、オランダ語、スウェーデン語などが含まれる。
下位分類
ゲルマン語派は一般的に、東ゲルマン語群、北ゲルマン語群、西ゲルマン語群の三つに分類される。このうち東ゲルマン語群に属する言語はすべて死語となっている。
東ゲルマン語群
東ゲルマン語群には、かつて東方へ移動したゲルマン諸部族が話していた言語が含まれる。代表的なものとしてゴート語があるが、現在はすべての言語が死語となっている。
- ゴート語(ウクライナなど、死語)
- クリミアゴート語(クリミア、死語)
- ヴァンダル語(死語)
- ブルグント語(死語)
- ロンゴバルト語(死語)
北ゲルマン語群
北ゲルマン語群は、主にスカンジナビア半島やその周辺地域で話されてきた言語群であり、古ノルド語を祖とする。大陸北ゲルマン語と離島北ゲルマン語に大別される。
- デンマーク語
- スウェーデン語
- ノルウェー語(ブークモール、ニーノシュク)
- アイスランド語
- フェロー語
西ゲルマン語群
西ゲルマン語群には、現代において話者数が非常に多い英語やドイツ語、オランダ語などが含まれる。アングロ・フリジア語群、低地ドイツ語、高地ドイツ語などに細分化される。
よくある質問
ゲルマン語派に含まれる主な言語は何ですか?
英語、ドイツ語、オランダ語、スウェーデン語、ノルウェー語、アイスランド語などが含まれます。
東ゲルマン語群にはどのような言語がありますか?
ゴート語やクリミアゴート語、ヴァンダル語などが含まれますが、現在はすべて死語となっています。
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インド・ヨーロッパ語族英語ドイツ語オランダ語
参考文献
1. Ethnologue report for Germanic
2. Scandinavian languages
3. 清水誠「ゲルマン語の歴史と構造(1): 歴史言語学と比較方法」『北海道大学文学研究科紀要 131』、2010年