地理

アイスランドの氷河の概要と地理的特徴

アイスランドの氷河の概要と地理的特徴
アイスランドの国土の約11%を覆う氷河について、その地理的特徴や火山との関係、主要な氷河のデータを解説します。

📌 主なポイント

  • アイスランドの氷河は国土の約11.1%を覆っている。
  • 氷河の下で発生する氷河湖決壊洪水は「ヨークルフロイプ」と呼ばれる。
  • アイスランドの氷河の多くは火山の上に位置している。

アイスランドは「火と氷の国」と称される通り、広大な氷河が国土の約11.1%を覆っており、その独特な地形形成に大きな役割を果たしています。アイスランド語で氷河は「ヨークトル(jökull)」と呼ばれます。

火山と氷河の相互作用

アイスランドの氷河の多くは火山の上に形成されています。このため、氷河の下で火山活動が発生すると、氷河が融解して大量の水が流出する「ヨークルフロイプ(jökulhlaup)」と呼ばれる氷河湖決壊洪水が引き起こされることがあります。この現象は地熱活動によって氷河の下に水が溜まることで発生し、時には氷河の重圧が急激に解放されることで火山噴火の引き金となることもあります。

アイスランドの面積上位13氷河の位置
アイスランドの面積上位13氷河の位置

主要な氷河一覧

アイスランドには数多くの氷河が存在しますが、面積の広い上位の氷河は以下の通りです。

氷河名面積 (km²)標高 (m)
ヴァトナヨークトル8,3002,109.6
ラゥングヨークトル9531,360
ホーフスヨークトル9251,765
ミルダルスヨークトル5961,493
ドラゥンガヨークトル160925
エイヤフィヤトラヨークトル781,666

これら上位13氷河の総面積は約11,181 km²に達し、アイスランド全体の氷河面積の大部分を占めています。

よくある質問

アイスランド語で氷河は何と言いますか?
アイスランド語で氷河は「jökull(ヨークトル)」と言います。
ヨークルフロイプとは何ですか?
氷河の下で火山活動や地熱により氷が溶け、溜まった水が急激に流出する氷河湖決壊洪水のことを指します。
アイスランドで最も大きい氷河は何ですか?
面積約8,300 km²のヴァトナヨークトル氷河が最大です。

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参考文献

  • 浅井辰郎、森田貞雄『アイスランド地名小辞典』、帝国書院、1980年。
  • National Land Survey of Iceland (アイスランド国土測量局) データ