地理

五ヶ瀬川:九州山地から日向灘へ流れる一級河川

五ヶ瀬川:九州山地から日向灘へ流れる一級河川
宮崎県と熊本県を流れる一級河川「五ヶ瀬川」の概要。高千穂峡などの地理的特徴や、土木遺産に認定された「畳堤」の歴史、地域文化について解説します。

📌 主なポイント

  • 五ヶ瀬川は宮崎県と熊本県を流れる一級河川であり、全長は103kmである。
  • 上流の高千穂峡は、日本神話の天孫降臨の舞台として知られる。
  • 延岡市に残る「畳堤」は、2015年に土木学会選奨土木遺産に認定された歴史的治水施設である。

五ヶ瀬川(ごかせがわ)は、宮崎県北部を主な流域とし、熊本県の一部を経て日向灘に注ぐ一級河川である。九州山地の向坂山(標高1,684m)を源流とし、全長103kmにわたって流れる。

地理と流域

五ヶ瀬川は向坂山の東麓に源を発し、宮崎県五ヶ瀬町を北流した後、熊本県山都町を経て再び宮崎県に戻るという複雑な流路をたどる。高千穂町付近では深い峡谷を形成し、景勝地として知られる高千穂峡を通過する。その後、岩戸川や日之影川などの支流と合流しながら南東へ流れ、延岡平野へと至る。延岡市下三輪町付近で大瀬川を分派し、最終的に河口付近で祝子川や北川と合流して日向灘へと注ぐ。

五ヶ瀬川の風景
五ヶ瀬川の流域風景
五ヶ瀬川流域地図
五ヶ瀬川の流域図
五ヶ瀬川詳細地図
五ヶ瀬川の河川詳細図
高千穂峡
五ヶ瀬川上流に位置する高千穂峡

歴史的治水施設:畳堤

延岡市を流れる五ヶ瀬川および大瀬川には、大正末期から昭和初期にかけて建設された「畳堤(たたみてい)」と呼ばれる独特の治水施設が現存している。これは、洪水時に堤防の開口部に畳をはめ込むことで浸水を防ぐ仕組みである。現存する約980mの区間は、その歴史的価値が評価され、2015年に土木学会選奨土木遺産に認定された。

地域文化

五ヶ瀬川流域は、日本神話の天孫降臨の舞台として知られる高千穂町を擁し、歴史的・文化的に重要な地域である。また、延岡市周辺では伝統的な鮎漁が行われており、河原で鮎を焼く香りは環境省の「日本のかおり風景100選」に選定されている。

よくある質問

五ヶ瀬川の「畳堤」とは何ですか?
洪水時に堤防の開口部へ畳をはめ込んで浸水を防ぐ、大正から昭和初期にかけて整備された歴史的な治水施設です。
五ヶ瀬川の源流はどこですか?
宮崎県にある九州山地の向坂山(標高1,684m)です。
五ヶ瀬川の流域にはどのような自治体がありますか?
宮崎県の五ヶ瀬町、高千穂町、日之影町、延岡市、および熊本県の山都町などが含まれます。

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高千穂峡延岡市一級河川土木遺産

参考文献

  • 五ヶ瀬川畳堤(ごかせがわたたみてい) - 土木学会選奨土木遺産
  • 五ヶ瀬川の歴史的治水施設「畳堤」 - 九州地域づくり協会
  • ふるさとへの熱い思いが 奇跡の堤防を産んだ - 国土交通省
  • 【五ヶ瀬川】の概要 - 国土交通省九州地方整備局河川部
  • みやざきの神話と伝承101:五ヶ瀬川水系の守護神 - 宮崎県