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国土地理院:日本の測量行政と地図作成を担う機関

国土地理院:日本の測量行政と地図作成を担う機関
国土地理院は、日本の測量行政を司る国土交通省の特別の機関です。基本測量の実施、地図作成、地理空間情報の管理、災害時の観測など、国家の基盤となる地理情報を支える役割を解説します。

📌 主なポイント

  • 国土地理院は国土交通省の特別の機関であり、日本の測量行政を司る。
  • 主な業務は基本測量の実施、国家座標の維持管理、および地図データベースの整備である。
  • 前身は明治時代の民部官庶務司戸籍地図掛であり、戦後の1945年に地理調査所として発足した。
  • 本院は茨城県つくば市に所在し、地図と測量の科学館を併設している。

国土地理院(Geospatial Information Authority of Japan)は、国土交通省設置法および測量法に基づき、日本の測量行政を司る国土交通省の特別の機関です。日本の国家地図作成機関として、国土の正確な位置情報や地理空間情報の整備・提供を担っています。

主な役割と業務

国土地理院の主要な業務は、日本国内におけるすべての測量の基礎となる「基本測量」の実施です。国家座標の維持管理を行うほか、以下の業務を遂行しています。

  • 公共測量の指導・助言:国や地方公共団体が実施する測量業務を技術的に支援します。
  • 地理空間情報の整備:「電子国土基本図」を基盤とした地図データベースの構築と提供を行っています。
  • 災害対応:地震や火山噴火などの災害発生時、GNSS測量や合成開口レーダーを用いた地殻変動の観測、空中写真の提供などを行い、防災・減災活動を支援します。
  • 測量士・測量士補試験:測量技術者の資格試験および登録行政を所管しています。
  • 国際協力:地理空間情報の国際標準化や、国際的な測地・重力測定事業への参画を推進しています。

沿革

国土地理院の歴史は、明治初期の行政組織にまで遡ります。1869年(明治2年)に民部官に設置された「戸籍地図掛」がその起源とされています。その後、内務省地理局や参謀本部陸地測量部といった組織を経て、戦後の1945年(昭和20年)に文民組織である内務省地理調査所として再編されました。その後、建設省地理調査所を経て、1960年(昭和35年)に現在の名称である「国土地理院」となりました。2001年(平成13年)の中央省庁再編により、国土交通省の特別の機関として現在に至ります。

所在地と施設

本院は茨城県つくば市の筑波研究学園都市内に位置しています。1979年(昭和54年)に東京・目黒から移転しました。敷地内には、地図や測量の歴史、技術について学べる広報施設「地図と測量の科学館」が併設されており、一般公開されています。

よくある質問

国土地理院は何をしている機関ですか?
日本の測量行政を司る機関であり、地図の作成や国家座標の管理、災害時の地殻変動観測など、国土の基盤となる地理空間情報の整備を行っています。
国土地理院の地図はどこで見られますか?
国土地理院のウェブサイトや「地理院地図」を通じて、オンラインで閲覧・利用することが可能です。
測量士試験は国土地理院が実施していますか?
はい、測量法に基づき、測量士および測量士補の試験実施や登録行政を国土地理院が所管しています。

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測量法国土交通省地図地理空間情報測地学

参考文献

  • 国土地理院「国土地理院幹部一覧表(令和8年8月1日現在)」
  • 財務省「令和8年度一般会計予算」
  • 国土地理院「国家座標の認証に係る指針」
  • 国土地理院「地図と測量の科学館」関連資料