地理・土木
排水路の構造と役割、および各地域の事例
排水路の概要、日本国内における各地域の事例、都市部の洪水対策に関する専門家の提言などを解説する事典記事。
📌 主なポイント
- ✓排水路は、農業排水や生活排水などの不要になった水を集合させて流すために整備された水路である。
- ✓インドネシア、フィリピン、タイ王国などの低地都市では、都市化に伴う洪水対策として大規模な排水システムの建設が専門家から提言されている。
- ✓マレーシアのクアラルンプールでは、平常時は地下道として使い洪水時には地下排水路として機能する2層構造のトンネルが整備されている。
排水路(はいすいろ)とは、不要になった水を効率的に集めて流すために整備された水路である。
概要
排水路は、農業用水や生活排水など、不要になった水をひとつに集めて流す役割を持つ。農業用の排水路は、地域によって「悪水路」と称される場合もある[5]。構造面では、コンクリート張りで整備されているものや、蓋がされて暗渠となっているものが多く見られる。水質については、用途の性質上、決して良好とは言い難い状態にあることが多い。
また、河川の名称として用いられているものであっても、実際には排水機能を併せ持っているケースがあり、たとえば鴻沼川は鴻沼排水路とも呼ばれる。埼玉県などのように排水路が多い地域では、かつて「〇〇落」という名称が使われていた水路も多く、現在では「〇〇落排水路」が正式名称となっている事例も存在する。
都市部においては、急激な都市化が排水システムを圧迫する要因となる。特にインドネシアやフィリピン、タイ王国などの低地にある都市では洪水の発生が深刻な問題となっており、専門家からは大規模な排水システムの建設が提言されている[1]。
日本における排水路の事例
日本の多くの排水路は、排水を目的として人工的に整備された水路(人工河川)である。地域によって「排水路」「悪水路」「堀川」「落」といった名称が用いられる。
新潟県
新潟県内では、農業地域や都市部において各種の排水路が整備されている。農地を守るための農業用排水路として「潟川排水路」などが知られているほか[2]、「清五郎排水路」なども整備されている[4]。
マレーシアの事例
マレーシアのクアラルンプールでは、洪水対策の一環として特殊な構造を持つインフラが整備されている。地下に2層構造のトンネルが建設されており、平常時には地下道として利用し、洪水発生時には地下排水路として機能する仕組みを採用している。
よくある質問
排水路とはどのようなものですか?
農業排水や生活排水など、不要になった水をひとつに集めて流すために整備された水路のことです。
農業用の排水路は別名で何と呼ばれることがありますか?
地域や文脈によって「悪水路」と称される場合があります。
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放水路水質汚濁溝渠U字溝
参考文献
- アジアの洪水対策に大事業を、専門家ら提言 AFP、2013年5月23日
- 大瀁郷の農地を守る~潟川排水路 - 新潟県ホームページ 新潟県庁、2019年10月18日。
- 市報にいがた第2046号 新潟市役所、2006年5月14日。
- 清五郎排水路 - 新潟県ホームページ 新潟県庁、2019年3月29日。
- 庄内川上流圏域 流域委員会 愛知県河川整備計画流域委員会、p.4。
- 六間川とは - コトバンク